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ニューズレター
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小説 芸能班名古屋市民セミナー「中国古典への招待―日本人が愛した物語の魅力」
主催:小設芸能班
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日時:2009年7月~12月(全6回シリーズ)
会場:〒460-0008 名古屋市中区栄4丁目1番1号 中日ビル4F 栄中日文化センター *
講座案内「中国 古典への招待」
参加者(6回総計):講師6名、参加者88名
小説芸能班の企画として2009年7月から12月までの半年にわたって、名古屋の中日文化センターで開催されてきた「中国古典小説への招待――日本人 が愛した物語の魅力」が第六回の12月5日のセミナーをもって無事に終了した。 本企画はにんぷろにおける研究成果報告の一環として小説芸能班が企画した「市民セミナー」の一環であるが、一日で全てのセミナーを行った高知市 (2008年12月開催)と帯広市(2009年11月開催)とは異なり、小説芸能班の班員及び研究協力者が合計六回の講義を毎月実施するという形式で行わ れた。講義内容は毎月第一週土曜日を基本として、
〔第1回〕7月4日 勝山 稔「中国の禁書は日本で教科書? ―白蛇伝のフシギ―」
〔第2回〕8月1日 佐々木 睦「知られざる『西遊記』 ―三蔵一行日本への旅―」
〔第3回〕9月5日 塩 卓悟「中国文化と三菱財閥の意外な接点 ─静嘉堂文庫を中心に─」
〔第4回〕10月3日 高西 成介「中国怪奇小説は日本でいかに受け入れられたのか ―隠れた立役者 田中貢太郎を中心に―」
〔第5回〕11月7日 川島 優子「金瓶梅は淫書か? ―江戸時代の意外な読まれ方―」
〔第6回〕12月5日 森中美樹「『紅楼夢』の翻訳 ―謎の訳者平岡龍城を中心に―」
の六名が輪講する形式をとった。講義時間は13:00~14:30を基本としたが、聴講生の熱心な質問が相次ぎ、殆どの回で二時間近い講義が行われてい た。
講義内容はにんぷろの研究成果を母体としながら、日本における一般人の生活に受容している中国文学について、白蛇伝・西遊記・太平広記・金瓶梅・紅楼 夢の作品を中心にピックアップした。講義ではできるだけ平易な説明を心がけ、一般市民にも理解できるように心がけたが、受講生には中国文学に造詣の深い人 が少なくなかったほか、予想以上に知的好奇心が強く、毎回講義の後には多くの質問が争うように出されていた。
今回のセミナーでは、一名=一講義で六回連続の講義を行うため、講義が体系的・網羅的に行われるべく、様々な工夫を行ったほか、各回終了後には次の講 師への引き継ぎも詳細に行い、一般市民にも不安なく学べるよう開催期間中も中日文化センターと極めて緊密に連絡を取り合った。そもそも中日文化センターで は過去に中国文学の講義が少なく、なじみが薄かったためか、一回分の受講生は16名と少なかったが、六回のセミナーではほとんど欠席者もなく、殆どの受講 生が全講義に参加していただけた。また最終回終了後も講義を惜しむ声や別企画としての継続の声が出されるなど、受講生からは高い評価を得ることができた。
最後ではあるが、中日文化センターへの謝意を述べたい。中日文化センターは小説芸能班の企画を採用していただいたほか、中日新聞へのインタビュー記事 の掲載や、立案、構成、チラシ・ポスター制作から会場設定まで懇切丁寧に対応していただいた。特に担当の荻正人氏には色々と心遣いいただき、セミナーの円 滑な運営には荻氏の献身的な協力がなければ実現しなかったと言って過言ではない。特に記して謝意を表したい。
(文責:勝山 稔)
【関連書籍】
・
『中国宋~明代における婚姻の学際的研究』
(2007 年3月刊)
・
『日本庶民文芸と中国』
(2007年12月刊)
・
『「宋代中国」の相対化(宋代史研究会研究報告 第九集)』
(2009年7月刊)
【関連活動】
・
小 説芸能班第2回研究会
「中 国長編白話小説『水滸伝』の日本伝来とその影響」
(2005/08/29)
・
小 説芸能班主催公開研究発表会「近代日本における中国白話小説「三言」所収篇の受容について」
(2006/7/23)
・
小 説芸能班講演会「『金瓶梅』の受容と古小説における海の伝承
」
(2006/9/22)
・
小 説芸能班第6回研究会「近代日本における白話小説受容史―「三言」訳者群像と平岡龍城」
(2008/1/14)
・
に んぷろワークショップ2008パネル1:小説芸能班・日中儒学班共催「江戸時代から明治・大正期における漢文訓読の問題――訓読と翻訳のあいだ――」
(2008/7/26)
・
小 説芸能班公開市民セミナー「日本にやってきた中国の小説たち」
(2008/12/6)
・
小説芸能班第9回研究会
(2008/12/7)
・
小 説芸能班第10回研究会
(2009/7/25)
・
小説芸能班第三回市民セミナー(in帯広)「中国古典小説『白蛇伝』の 不思議」
(2009/11/7)
小説芸能班の活動について詳しくは
こちら
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