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小説
芸能班公開市民セミナー「日本にやってきた中国の小説たち」
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後援:高知女子大学文学部 - 期日:2008年12月6日(土)13時30分~16時30分(13:00開場)
- 会場:高知女子大学永国寺キャンパス南学舎137教室
- プログラム:
〔講演1〕塩卓悟(関西大学講師)- 「江戸時代に於ける唐代文言小説の受容」
- 〔講演2〕高西成介(高知女子大学准教授)
- 「近代日本における中国怪談――田中貢太郎を中心として――」
- 〔講演3〕勝山稔(東北大学准教授)
- 「中国通俗小説の日本への伝播とその影響」
- 〔講演4〕川島優子(龍谷大学専任講師))
- 「『金瓶梅』と江戸時代の人々」
- 参加者:100名(にんぷろ関係者4名)
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- 2008年12月6日(土)に小説芸能班主催の公開市民セミナー「日本にやってきた中国の小説たち」が開催された。本市民セミナーは小説芸能
班の研究成果の還元を目的として今回高知市をテストケースとして設定、高西成介氏の協力のもと、高知女子大学永国
寺キャンパスの南学舎137教室で実施された。
- 最初の塩氏の講演は、高知出身の岩崎弥之助・岩崎弥太郎の事跡を中心に、東京にのこる静嘉堂文庫の成り立
ち、そ
して静嘉堂文庫に所蔵される唐宋代文言小説の紹介を行った。
- 次の高西氏は、これも高知出身の中国専門家である田中貢太郎の事例を中心に、彼の手による中国紹介について
中国
の怪談を中心に興味深く紹介した。
- 次の勝山は明代短篇白話小説「三言」を軸に、漢文体ではない白話という小説の成り立ちの紹介。そして白話小
説で
ある「三言」が日本に中国語の教科書として当初受容された経緯を説明し、その語学教科書が一転、高い文学的評価を受けること、そして日本の文学シーンを塗
り替えるまでの影響を与えたその魅力が商業出版によることを紹介した。
- 最後の川島氏は、『金瓶梅』の江戸時代における受容が検討された。川島氏は張竹坡本全百回を筆写し、句読訓
点と
ともに本文の左右に和訓を施し、更に上欄に書き入れが見られる鹿児島大学付属図書館玉里文庫所蔵『金瓶梅』の訓訳状況を紹介した。川島氏は『金瓶梅』が淫
書として定着するのは明治時代以降であり、江戸時代には歴とした学問の対象として真剣に語釈(訓訳)が行われていたことを紹介。その訓訳の実例を詳細に解
説した。
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- 当日は主催者の予想を大きく上回る100名にも及ぶ様々な年齢層の市民が参加し、興味深く講演に耳を傾けて
い
た。また最後での総合討論では会場からも多くの質問が寄せられる一方、アンケートでも「大変興味深かった」という意見が多数寄せられた。
戯曲小説班では、今回の市民セミナーをテストケースとして考えていたが、参加者にも好評であったことから、来年度以降も市民セミナーの開催を計画するこ
とを考えることとした。
また今回の講演は、高知での市民セミナー開催を快諾し、終始セミナーの告知や円滑な運営に尽力した高西成介氏の努力が極めて大きかったことも指摘してお
きたい。
(文責 勝山稔)



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【これまでの関連活動】
・小
説芸能班講演会「中国長編白話小説『水滸伝』の日本伝来とそ
の影響」(2005/08/29)
・小
説芸能班主催公開研究発表会「近代日本における中国白話小説「三言」所収篇の受容について」(2006/7/23)
・小
説芸能班講演会「『金瓶梅』の受容と古小説における海の伝承」(2006/9/22)
・小
説芸能班主催第6回公開研究会・講演会「近代日本における白話小説受容史―「三言」訳者群像と平岡龍城」(2008/1/14)
・にん
ぷろワークショップ2008パネル1:小説芸能班・日中儒学班共催「江戸時代から明治・大正期における漢文訓読の問題――訓読と翻訳のあいだ――」(2008/7/26)
・小説芸能班第9回公開研究会(2008/12/7)
小説芸能班の活動について詳しくはこちら
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