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総括班主催 第1回国際シンポジウム報告
1.プログラム
文部科学省科学研究費 特定領域研究「東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成−寧波を焦点とする学際的創生−」
  総括班主催第1回国際シンポジウム「東アジアからの東アジア文化史──共同研究の手法」

  日時 2006年2月5日(日)13:00〜17:00
  場所 東京大学大学院数理科学研究科 大講義室

李弘祺(Thomas H.C. Lee)(米国:City University of New York)「共同研究的手法」
黄寛重(台湾:中央研究院)「規劃與執行──我在台灣推動學術活動的經驗談」
何俊(中国:浙江大学)「宋學語境中的浙江近世思想與浙江大學的宋學研究」
小島毅(東京大学)=司会

2.参加者数 計66名

3.シンポジウムの概要

 このシンポジウムは、本プロジェクトの海外在住内部評価委員3氏を報告者として、文化史に関する共同研究を進める場合に留意すべきことを語ってもらう趣旨で開催した。
 報告者はそれぞれの経験をふまえて共同研究の難しさとそのあるべき姿について語った。特に、リーダーの心構えや態度について示唆に富む発言がなされた。発言要旨は近日中にホームページにて公開し、また各国語版ニューズレター第2号にも掲載の予定。
 小休止後の総括討論では、まず司会者から指名して張希清教授(中国:北京大学)に発言を求め、報告者に準じる形で、中国大陸での宋代史研究の現況や、氏が主宰する北京大学中国古代史研究中心について紹介してもらった。つづいて、司会が3人の報告者に「東アジアから発信する共同研究の意義」について発言を求め、近年めざましい成果をあげている米国での東アジア研究の現状をふまえての提言がなされた。
 フロアからは、前日の総括コメントにおける羽田発言を受けて旧来にない交流史研究の手法を構築すべき必要性や、中国で宋代を「古代」と呼ぶことへの疑義表明、そして、国家単位ではなく都市や地域を単位とする文化交流史研究構築に向けて、本プロジェクトの次年度行事についての提言がなされた。
 司会進行の不手際により逐次通訳に手間取って時間が押し気味であったが、総括討論では流暢な通訳の働きもあって明解な意見交換がなされたと思われる。総括班主催行事として、今後もこうした研究手法をテーマとするシンポジウムを毎年開催していきたい。
 
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