都市の近代化の過程で、水辺空間が失われたのはアジアの諸都市も同じである。21世紀の地域づくりは、エコロジーと歴史の視点に立って、その場所の環境・文化資源を生かし、サスティナブルな地域づくりの方向をめざす必要がある。その理念と手法を世界的な広がりの中で比較していきたい。今回は、とかくガバナンスやトップダウンの力で成功したと思われがちな中国の蘇州と上海の水辺空間の再生プロジェクトに関するシンポジウムを開催し、その成功の裏には、長年の都市に対する水辺文化の深い研究の蓄積があったからに他ならないことを明らかにしたい。
- 1. 日時:2006年7月15日(土) 13:00-17:00
- 2. 会場:法政大学市ヶ谷キャンパス 80年館7階
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- 3. プログラム
- 「歴史都市の水環境とその再生 -江南水郷都市の蘇州を例に」
- 阮儀三(ルアン・イーサン 上海同済大学教授、国家歴史文化名城研究センター長)
中国の都市保存・再生計画の第一人者。上海・蘇州・平遥などの世界遺産登録に貢献したことでユネスコからの受賞経験もある。経済的開発論に対し文化的開発論を提示し、創造のための保存を提唱してきた中国で最初の研究者・計画者である。
- 「上海 都市遺産の保存と再生 -水辺の産業遺産を中心として」
- 張松(ヂァン ソン 上海同済大学教授)
日本をはじめ世界の都市保存制度について研究する一方、歴史的地区や建築をいかに保存・再生ながら再活性化を図るべきか、実際の計画を通して提示する数少ない研究者の一人である。
- <トータルコーディネーター> 高村雅彦(法政大学工学部 助教授)
- *講演及びディスカッションには通訳が付きます。参加の申し込みの必要はありません。
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