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地方志・碑記班第1回公開研究会(東アジア海域交流第8回講演会)
趣旨
 この度、文部科学省科学研究費補助金特定領域研究「東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成」計画研究班「地方志及び碑記の史料論的解析を主とした近世中国東南沿海地方の地域性と歴史性」(以下、地方志・碑記班と略記)では、来る3月16日(木)に、東京(東方学会会議室)で、「歴史史料における石刻史料の意味と役割」と題する、比較史の視点からの、石刻史料に関する下記のような公開研究会を企画いたしました。
 地方志・碑記班主催の第1回公開研究会は、中国史研究における石刻史料の特徴や研究手法の特異性・可能性を、比較史的な視点から模索することを主たる目的とし、第I部の講演会と第II部の討論会から構成されています。
 まず、第I部の講演会ですが、講演をAngela Schottenhammer博士にお願いしております。Angela Schottenhammer博士は、唐代末期から宋代の墓誌銘の研究、明清時代の東アジア海上貿易や科学技術史の研究で顕著な業績を上げられている、ドイツの気鋭の中国学研究者です。講演時間は、60分程度を予定しております。今回の講演は、唐・五代期に節度使であった王處直 Wang Chuzhi(863-923)の墓誌銘と当時の歴史的社会背景に関するもので、中国の代表的な石刻史料である墓誌銘を用いた具体的な研究を披瀝していただきます。中国史を専門とされる方以外からのコメントも歓迎し、比較史的な視点からの検討に発展させたいと考えております。
 第II部は、5~6の地域からの報告者をそれぞれたてて、一人あたり20分程度で、各地域の石刻史料の種類や特色、史料としての意味・役割などについて報告をしていただき、最後に討論を行います。各地域における石刻史料研究の独特な視点や手法の相違などについても活発な議論が交わされることが予想されます。
 この成果は、勉誠出版の雑誌『アジア遊学』で特集を組み、9月に刊行したいと考えております。なお、このような碑文学を多様な構成で本にすることも検討されております。
主催:科学研究費補助金特定領域研究「東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成」
     計画研究班「地方志及び碑記の史料論的解析を主とした近世中国東南沿海地方の地域性と歴史性」
標題:文献史料研究部門 地方志・碑記班 第1回公開研究会「歴史史料における石刻史料の意味と役割」
日時:3月16日(木)10:00~17:00
会場:財団法人東方学会 2F会議室(東京都千代田区西神田2-4-1 Tel.03-3262-7221)

第I部 講演会(10:00~12:00)
司会講師紹介:伊原 弘(城西国際大学)
挨拶:小島 毅(東京大学)
特定領域研究「東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成-寧波を焦点とする学際的創生-」領域代表挨拶
趣旨説明:須江 隆(日本大学)
「地方志・碑記班 趣旨説明-第1回公開研究会の意義-」
講演:Angela Schottenhammer(ミュンヘン大学)
‘Wang Chuzhi王處直 and his tomb inscription against the background of local history at that time’(英語)
質疑応答
第II部 公開討論会(13:00~17:00)
司会:伊原 弘
報告1:日 本(13:00~13:20)
加藤 貴「日本における資料としての金石文とその意義-江戸期を中心に-」
報告2:ギリシア(13:20~13:40)
師尾晶子(千葉商科大学)「碑文の読まれかた,見られかた-古代ギリシアの碑文慣習文化-」
報告3:イタリア(13:40~14:00)
亀長洋子(学習院大学)「中世ジェノヴァの墓碑と遺言」
報告4:ビザンツ(14:20~14:40)
益田朋幸(早稲田大学)「ビザンティン・エピグラフィーの可能性」
報告5:中  国(14:40~15:00)
須江 隆(日本大学)「中国における石刻史料の特徴と史料的意義」
*八尾隆生氏(広島大学:紙上参加)からのヴェトナム碑文研究の情報も簡潔に紹介します(5分程度)
公開討論:15:20~17:00(講演者・報告者・出席者を含めた座談会・討論会)
懇 親 会
連絡先:須江隆: suetakashi@brs.nihon-u.ac.jp
日本大学 生物資源科学部 一般教養 歴史学研究室
0466-84-3709(歴史学研究室直通)
 
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