WS86
項目反応理論によるパーソナリティ/態度テストの開発と検討
−産業・組織心理学領域におけるフォアフロント−
第三日夕方 (9月15日 15:50-17:50)
法文1号館312
経営環境の激変により、近年、産業場面で用いられるテストにはより精緻な理論的基礎と広範な実用性が求められるようになってきた。このニーズに応える形で、この領域におけるテストの開発と検討は過去10年の間に、古典的テスト理論(CTT)によるものから、項目反応理論(IRT)を用いる方法へと大きくシフトしてきた。
本ワークショップでは、産業・組織心理学領域におけるパーソナリティ/態度テストの開発・検討・適用を、IRTを用いていかに行うかについて議論する。提供される話題は以下のとおり。(1)産業・組織心理学におけるtestingの課題、(2)産業・組織心理測定へのIRTの応用可能性、(3)リッカート・タイプ評定尺度のIRT分析、(4)努力―報酬不均衡(ERI)尺度の国際共同DIF分析、(5)厚生労働省版ストレス簡易質問紙のコーディング法とDIF分析、(6)CBTによるコンピテンシー360度評価システム、(7)IRTによる16PF(第5版)日本語版の開発、(8)DIF検出のためのソフトウェアの利用方法。