#019 小林 重文さん
ひねくれで世を渡る ―現代における「遅さ」の力―

「ひねくれている」ってどういうことだろう、ということを、中高生のときにずっと考えていました。「ひねくれている」を言い換えると「斜めから物事を見る」みたいになると思うんですけど、単に斜に構えている人にはなりたくないな、と。むしろ、斜めに見ている自分をもう一回斜めから見る人は、結果的に真っ直ぐになるのかもしれない。ただ反抗するのでは相手と同レベルになってしまう。世の中に合わせることと、世の中をはみ出すことは、排反するのではなく両立できるんじゃないか……そんなことを考えていた、青臭い時期でした。しかし青春時代に築いた価値観というのはおそろしいもので、気づけば今までずっと、その通りの生き方をしています。

#018 文 聖姫さん
マイノリティのわたしを生きる
#017 大島 義史さん
自転車で未知の世界を走る
#016 和田 ありすさん
人文学、社会科学の研究を応援するために進んだ道
#015 金 そよんさん
答えがないなんて素晴らしい
#014 徳田 雄人さん
「失敗しない」なんてもったいない
#013 想田 和宏さん
観察映画という生き方
#012 岡村 信悟さん
文学部で学んだ比較不可能な価値の共存
#011 石井 遊佳さん
根源的なものほど一見無用物
#010 濱口 竜介さん
やってみる。6割できたらいいと思う
#009 越前 敏弥さん
"翻訳"という仕事にめぐり合う
#008 畑中 計政さん
先生ってカッコいい
#007 佐藤 祐輔さん
ビジネスにとっていちばん大事なのは「正義」だと思うんです
#006 大澤 真幸さん
そして同じ問いに立ち返る
#005 羽喰 涼子さん
私は編集者の道を行く
#004 内田 樹さん
乱世にこそ文学部へ!
#003 佐治 ゆかりさん
自分がやりたいことをちゃんとやろう
#002 前田 恭二さん
人間のありようとして美を求める
#001 森下 佳子さん
野放し状態で「ものの見方を学ぶ」