科目一覧 (2016年度)

Sセメスター(S1・S2)

担当教員 授業科目名 副題 曜時
氏 名
内   容 備考
准教授 梶原 三恵子 印度語学印度文学演習(3) サンスクリット文献講読 (I) 月・5
サンスクリット上級演習として、ヴェーダ文献から散文・韻文を選んで精読する。
春学期はアクセントを保持しているブラーフマナ文献を読み、初期サンスクリット散文の読解訓練を行う。サンスクリット語の正確な読解のために、各種辞書・文法書などの使い方を指導する。あわせてヴェーダ文献およびヴェーダ宗教思想の基礎知識を解説する。初期のサンスクリット文に慣れておくことは、ヴェーダ文献のみならず、古典サンスクリットによる各種文学・哲学・宗教文献および中期インド語文献を読む際にも大きく役立つので、専門にかかわらず、積極的に受講してほしい。
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印度語概論(1) サンスクリット初級文法(I) 火・3
古典サンスクリット語の初級文法を習得し、平易なサンスクリット文を読解する運用力を養成することをめざす。春学期は、文法の前半部、すなわち、音論、名詞・形容詞の変化を扱う。
サンスクリット語は古代・中世インドで聖典に用いられ、仏教などを通してアジアの文化にも少なからぬ影響を与えた言語である。また、印欧比較言語学においてはギリシア語・ラテン語とならぶ重要な位置を占める。サンスクリットを学ぶことは古典教養の基礎を身につけることである。
授業は文法の解説と練習問題による演習を組み合わせて進める。毎回宿題を課す。
学部
印度語学印度文学演習(1) Sanskrit Reader 講読(I) 水・3
サンスクリット初級文法を修了した後の中級演習である。比較的平易な文章の読解練習によって、文法知識の定着をはかり、サンスクリット語の運用力を身につけることをめざす。
Ch. R. Lanman, Sanskrit Reader をテキストとし、『マハーバーラタ』収録の「ナラ王物語」を主教材として古典サンスクリットの読解訓練を行う。
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 印度語学印度文学演習(1)  サンスクリット文献研究(1) 木・2
履修者が担当するテキストを各自で決め、順番にテキストと訳を準備して発表し、全員でサンスクリットの読みおよび内容について議論するゼミナールである。本授業の目的は、(1)多様な時代・ジャンルのサンスクリット文献の講読、(2)文献研究のプレゼンテーションの訓練 である。 大学院
講師   宮本 久義 印度語学印度文学特殊講義 古典サンスクリット文学における抒情表現 水・3
本講義は、古典サンスクリット文学の抒情詩を取り上げ、教養人たちの愛情表現を通して古代インド文化を理解しようとするものです。サンスクリットはインド哲学や仏教、また文学やその他の文化を伝える典籍に使用されていますが、中国の漢文のように声に出して読む習慣は日本ではあまりなじみがありません。しかし、サンスクリットは本来詞藻豊かな言語で、朗唱することを前提にして造られています。声に出し、また暗記することで、サンスクリットの文章構成をより深く理解することを本講義の目標とします。 共通
講師 矢島 道彦 印度語印度文学特殊講義(1) 印度語印度文学特殊講義(1) 水・5
失われた古代インドの説話集『ブリハット・カター』のジャイナ教の伝本『ヴァスデーヴァヒンディ』を講読する。比較的読みやすい文章であるので、これを用いて中期インド語(≒プラークリット)の文学作品に慣れ親しむことを目的とする。 共通
講師 宮本 城 印度語学印度文学特殊講義(1) タミル語文法(1) 金・5
本講義では,インドのドラヴィダ諸語の中で,最も古い歴史を持つタミル語の文法を解説する。タミル語は,文章体と口語体に相違があるうえに,スリランカ,マレーシア,シンガポール等の国々にも相当数の話者がいることから,口語体の形も様々である。
 本講義では主に現代の文章体を解説し,さらに,その変化形としての口語体も解説する。出席者の学習目的も適宜考慮する。
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Aセメスター(A1・A2)

担当教員 授業科目名 副題 曜時
職名 氏 名
内   容 備考
准教授  梶原 三恵子   印度語学印度文学演習(4) サンスクリット文献講読(II) 月・5
サンスクリット上級演習として、ヴェーダ文献から散文・韻文を選んで精読する。 共通
印度語学概論(2) サンスクリット初級文法(II) 火・3
古典サンスクリット語の初級文法を習得し、平易なサンスクリット文を読解する運用力を養成することをめざす。サンスクリット語は古代・中世インドで聖典に用いられ、仏教などを通してアジアの文化にも少なからぬ影響を与えた言語である。また、印欧比較言語学においてはギリシア語・ラテン語とならぶ重要な位置を占める。
秋学期は文法の後半部(主として動詞)を扱う。
学部
印度語学印度文学演習(2) Sanskrit Reader 講読(II) 火・5
サンスクリット初級文法を修了した後の中級演習である。比較的平易な文章の読解練習によって、文法知識の定着をはかり、サンスクリット語の運用力を身につけることをめざす。
Ch. R. Lanman, Sanskrit Reader をテキストとし、ブラーフマナ散文をいくつか選んでヴェーダ期サンスクリットのてほどきを行う。時間に余裕があればその他の有名文学作品も講読する。
学部
 印度語学印度文学演習(2)  サンスクリット文献研究(2) 木・2
履履修者が担当するテキストを各自で決め、順番にテキストと訳を準備して発表し、全員でサンスクリットの読みおよび内容について議論するゼミナールである。本授業の目的は、(1)多様な時代・ジャンルのサンスクリット文献の講読、(2)文献研究のプレゼンテーションの訓練 である。 大学院 
准教授


助教
梶原 三恵子  

河﨑 豊
印度語学印度文学特殊講義(2) プラークリット文献講読 (2) 水・5
白衣派ジャイナ教聖典の中でも古層を形成する諸経典の中から、現代では出家した者が最初に学ぶ聖典のひとつである『ウッタラッジャーヤー』の第一章を精読する。第一章「ヴィナヤ・スヤ」は、弟子が師に対して尽くすべき模範的な態度(ヴィナヤ)のありかたを中心テーマとするジャイナ教最古の資料と考えられ、最初期のジャイナ教における師弟関係の実態を探る上で貴重であるのみならず、仏教における師弟関係のありかたやヴェーダ~ヒンドゥー教の学生期にある者(ブラフマチャーリン)の生活との比較を行なう上でも重要な資料である。
 本授業は、中期インド語の一つであるアルダマーガディーで書かれた同経典を講読することでアルダマーガディーに習熟し、同時に第一章の中心テーマであるジャイナ教における師弟関係について考察することを目的とする。また、本章の講読を通じてインド文学やインド言語学の研究を目指す者にも有用と思われる諸情報を提供することも目的である。
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講師 水野 善文 印度文学史概説 インド古代中世文学・文献案内 金・4
インドは歴史を通して多言語社会であり文化も多様な様相を呈しているが、同時に生活の百科万般にわたって指南書の類を量産し続けたから、文化史の資料に事欠かない。また、インドでは古来、文学者は博学多才でなければならなかったから、文学理解を追求するには、我々も広く諸学を追わねばならない。この授業では、おもにサンスクリットにて記された古代から前近代までの文学のみならず各種ジャンルの文献が紹介されるので、専門的なインドの文学・文化研究の予備的・基礎知識を習得できる。 学部
講師 宮本 城 印度語学印度文学特殊講義(2) タミル語文法(2) 金・5
春学期に続き,タミル語の文法を解説する。初等文法を理解し,簡単な文章を読むことができるようになることを目標とする。 共通

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