(2)シンポジウム「伝統文化・先住民文化の危機と現代人の霊性」
(20:30-22:00)
Symposium: Crisis of Indigenous Culture and Contemporary Spirituality |
パネリスト:
大重潤一郎(映画監督)
鎌田東二(京都造形芸術大学)
宮内勝典(作家)
ジェイコブ・オルポナ(カリフォルニア大学ディヴィス校)
オーレン・リアンズ(北米先住民ホデノショニ長老・国連環境計画先住民委員)
司会:
阿部珠理(立教大学)
【シンポジウム主旨】
映画「久高オデッセイ」は日本の沖縄の小さな島で、伝統的な宗教の核の一つであった祭が行われなくなった後の島の精神文化を描こうとしたものである。この作品を踏まえて、このシンポジウムでは、現代の世界で伝統的な宗教や文化が解体の危機に瀕している状態をどう受けとめるのか、また伝統的な宗教や文化が伝えてきたものを現代生活の中に継承し、あるいは蘇らせることは可能なのか。それはどのようにしてなのか、どのような困難があるのかといった問題を、ともに考えていきたい。アフリカと北米と日本の南島が例となるが、それは現代世界に生きる多くの人々が取り組んでいる問題とも重なるものではないだろうか。 |
|