日本の宗教研究
【日本語・英語同時通訳】

日時:
3月25日(金)、11:00〜13:00、14:00〜16:00

パネル主旨:
前一千年紀に仏教,道教,儒教を様々なかたちで受容した日本には,たとえば空海の『三教指帰』(798年)が示すように,宗教の比較研究の伝統が古くからあったが,近代的な学問としての宗教学が日本に導入されたのは明治以降のことである。今年は,偶々,日本において最初の宗教学講座が設けられて100周年,日本宗教学会が開設されて75周年にあたる。そこで,この機会に,過去1
世紀の日本における宗教研究を様々な角度から振り返るとともに,将来の宗教研究を展望してみたい。

 第1部:「欧米の宗教研究の移入とその日本的展開」(11:00〜13:00)
パネリスト;
木村 清孝(国際仏教学大学院大学) 「日本における仏教研究の百年」
土屋  博(北海学園大学) 「キリスト教研究」
中村廣治郎(桜美林大学) 「日本のイスラム教研究」
華園 聰麿(放送大学) 「宗教学・宗教現象学」

コメントと司会:
金井 新二(東京大学名誉教授)

 第2部:日本の宗教伝統についての宗教学的研究(14:00〜16:00)
パネリスト:
安蘇谷正彦(國學院大学) 「神道研究の百年-二種類の神道研究-」
西山  茂(東洋大学) 「日本の新宗教研究と宗教社会学の百年―実証研究の成果と課題を中心に―」
長谷 正當(大谷大学) 「日本の宗教研究と宗教哲学」
宮家  準(國學院大学) 「民俗宗教研究―日本人の死生観」

コメントと司会:

関  一敏(九州大学)