高校生のためのオープンキャンパス2016
文学部企画 8月4日開催


東京大学全学で開催される今年度のオープンキャンパスにて、文学部は8月4日に、研究室見学ツアー、模擬講義、教員著書展示、個別相談コーナーの4つの企画で高校生・受験生の皆さんをお待ちしています。

研究室見学ツアー

集合場所:法文2号館1階の学生ホール

  • 見学コースは下記4つのコースです。ツアーは計2回行います(同一のツアーの繰り返しです)。所要時間は移動等含め、60分程度です。
  • 15名程度のグループに分かれ、文学部学生の案内により見学していただきます。
  • 事前予約にて参加申込みされた方のみご参加いただけます。参加者はツアー開始の15分前までに、法文2号館1階の学生ホールに集合してください。

見学ツアー・タイムテーブル

第1回 11:00~12:00 第2回 13:30~14:30

ツアー1 宗教学宗教史学研究室 → 東洋史学研究室
ツアー2 東洋史学研究室 → 宗教学宗教史学研究室
ツアー3 スラヴ語スラヴ文学研究室 → 社会学研究室
ツアー4 社会学研究室 → スラヴ語スラヴ文学研究室

見学内容

* 宗教学宗教史学研究室

宗教学宗教史学研究室は、宗教に関する総合的な研究のために1905年に設立されました。「日本人の多くは無宗教だ」とよく言われますが、この宗教学講座の開設は世界的に見ても早く、現在も学部生・大学院生を合わせて約100名が所属しています。ツアーでは、①クイズ形式で宗教学と宗教について説明、②貴重書(西洋中世のユダヤ教の祈祷書など)の展示、③世界の宗教グッズ(イスラムのメッカ巡礼必需品一式、ユダヤ教の過ぎ越しの祭り用祭具、シク教徒が常時携帯する“5つのK”、ヒンドゥー教のプージャー[供養]用品など)の展示を行います。


* 東洋史学研究室

東洋史学研究室が研究対象としているのは、「史記の世界」から「コーランの世界」にいたるまで、多様な文明世界の、古代から現代にいたるまでの歴史です。これらの地域は約五千年にわたる長い歴史を持ち、膨大な人口と広大な領域を有していて、この地域に生きる人々の生活と文化を知ることなしには世界を理解することはできません。私たちはこれらの世界のさまざまな言語の史料をつうじて人類の歴史や文化を研究しています。ツアーではいまのわたしたちとアジアの歴史とがどうつながっているのかを司馬遷の『史記』やラシードゥッディーンの『集史』を題材にご紹介する予定です。


* スラヴ語スラヴ文学研究室

スラヴ語スラヴ文学研究室は、ロシア・東欧地域の言語や文学について、さまざまなアプローチから教育・研究を行っています。授業で扱うテーマは、古典から現代にいたるまでのロシア文学やロシア芸術、スラヴ各地域の言語、中世スラヴ文献の購読など、多岐にわたります。研究室ツアーでは、普段あまり目にすることのないロシア語・日本語の蔵書やDVDコレクションをご覧頂きます。またご要望に応じて、ロシア語・ロシア文学、広くスラヴ諸語の一例としてポーランド語・ポーランド文化などについてお話しします。


* 社会学研究室

「社会」を意識する機会は日常ないかもしれません。しかし、友達関係、入学、卒業、就職、お葬式、選挙、犯罪、格差、街並み、塾、ネット、事故、ありとあらゆる局面に「よく考えると、なぜそうなっているかわからない不条理」があります。そういう「わからなさ」を、人間関係、家庭、学校、地域、会社、業界、国家、国家連合など、様々な場で起こる「社会」現象として探究するのが社会学です。社会学研究室は、そういう探究のための知的空間です。当日は、大学院生達が社会現象の捉え方や、研究室の特徴的な研究の世界にご案内しましょう。

模擬講義

  • 法文2号館2階の1番大教室(定員200名)で、10:00、12:15、15:00の3回にわたり、それぞれ異なった分野を専門とする文学部教員3名が模擬講義を行います。模擬講義に先立って、文学部長の挨拶があります。
  • 受付は講義開始の15分前から行い、先着順に入場していただきます。事前予約にて申込みされた方の他、当日参加も若干数受け付けますが、席数が限られておりますので、出来るだけ事前のお申し込みをお願いいたします。

模擬講義時間割

10:00~10:45

「近代の戦争を史料から考える」

 加藤 陽子 教授(日本史学)

  ルソーは、戦争に訴える国家が究極的にめざすのは、敵対国の憲法原理(社会の基本秩序)を書きかえることだと看破しました。一方、和辻哲郎は、国家というものは戦争において形成され、戦争において成育する、と述べています。戦争と国家について史料から考えてみたいと思います。


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12:15~13:00

「日本文学からわかる視覚の仕組み」

 村上 郁也 准教授(心理学)

 錯覚現象は単に見て面白いだけではなく、人間の感覚体験の本質を教えてくれるデモであり、感覚情報処理の様子を心理学者が解明するために重要なツールでもあります。今回は、日本文学の表現の彩りに用いられてきた数々の錯覚を体験しながら、視覚の仕組みについて探っていきます。


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15:00~15:45

「超高齢社会・日本の未来:若者に着目して」

 白波瀬 佐和子 教授(社会学)

 2015年9月、総務省統計局の人口推計によると、高齢者人口は3384万人、総人口に占める割合は26.7%です。一方、10代・20代人口は全体の2割に達しません。超高齢社会・日本の未来をどう描いていくのか。未来の担い手としての若者に着目して考えてみたいと思います。


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教員著書展示

  • 法文2号館1階の三友館で、文学部教員の著書を展示します。
  • 予約は不要、自由に入場いただけます。ただし予想を超える大人数となった場合には、入場をお待ちいただくことがあります。あらかじめご了承ください。
  • この企画のみ、保護者の方にもご入場いただけます。

個別相談コーナー

  • 法文2号館1階の三友館で、文学部や大学院人文社会系研究科の現役学生が、皆さんからの質問や学習相談等にお答えします。
  • 予約は不要、自由に入場いただけます。ただし予想を超える大人数となった場合には、入場をお待ちいただくことがあります。あらかじめご了承ください。

参加をご希望の方へ

  • 東京大学のオープンキャンパスは、高校生・大学受験生の皆さんならどなたでも参加できますが、事前に参加登録が必要です。 加えて、文学部の一部企画(研究室ツアー等)への参加には、「定員制企画への事前申込み」が別途必要となります。詳しくは、東大全体のオープンキャンパス企画ウェブページを参照してください
  • 法文2号館への行き方は案内図でご確認ください