文章表現Ⅱクラス  大学の国際化

大学の国際化

 

美学芸術学  曹 有敬(韓国)

 

 最近、日本の大学では大学の国際化についての関心が高まっている。実際、過去数年間の間に急速に留学生が増えた。だが、留学生を国別に見ると、90以上はアジア系である。したがって、本当の意味で国際化とは言いがたい。真にグローバルな国際化を達成するためには、より能動的かつ現実的な対策が必要である。そこで、本稿では、大学における真の国際化の実現をめざして、具体的な方法の検討を試みる。

 大学の国際化とは、本来は「高等教育の目的、機能、情報伝達における国際的,多文化的要素の統合過程」(observatory on Borderless higher Education, UK, 2007)と定義されよう。これについては、様々な意見があるが、基本的には学者あるいは学生の流動性をさす。言い換えると、留学生を受け入れるとともに日本人学生にもまた留学機会を提供する必要がある。すなわち、学内の国際化とは留学生や日本人学生の交流を活発に行い、異なる文化あるいは異なる価値観の調和を図ることであろう。

 私見では、大学の国際化の方法として次の三つの条件が求められる。

第一は、外国からより多くの教授を招き、英語でクラスを行うことである。その際、学内すべての学生にそうしたクラスへの参加を義務づけ、グローバルな環境を作らなければならない。英語は国際共通語として、世界各地で用いられ、大学の国際化において非常に重要な言語である。事実、世界的な学会では英語で書かれた論文が必須になっている。したがって、英語が自由自在に使えると、大きな利点となる。日本人学生の留学が活発化するのみならず、外国人学生の関心を引くこともできよう。

第二は、大学すべての情報に関する英語のウェブサイトを体系化することである。情報は随時更新されなければならない。日本語がまだうまく読めない者にとって、ウェブはほとんど唯一の情報源なのである。ウェブが使いやすければ使いやすいほど、日本や大学に対する好感度があがり、留学を積極的に考えるようになると思われる。

第三は、他国に存在する日本文化施設や大使館を通じ、最も能動的な広告をすることである。ドイツでは、外国にGöethe Instituteやドイツ文化会館を設立し、それらを通じて定期的に説明会を行っており、学生はそこで、ドイツの大学システム、入学の試験準備、日常生活事情などの情報を得ることができる。オンライン登録をすると、電子メールで研究会や奨学金などの詳しい情報が届く。

 以上、本稿では大学の国際化についての具滝策を検討した。ここに述べたように、英語、そして英語を使用した積極的な広報活動により、まず、留学生の流動性を高めるべきである。そうすれば、大学において国際的活動が真に機能するようになるだろう。