読解Ⅱクラス  女性の生き方

私の国の女性

 

インド文学インド哲学仏教学  黄 嘉琦(中国)

 

「女性は天の半分を支える」と、毛沢東は男女平等を唱えた。それまで、中国の女性は伝統的に従順で、男性に頼って、自分の家庭のためにのみ生きていた。男女平等となると、女性の社会進出は必然となった。じっさい、中国では、50年代以降、共働き家庭がほとんどで、男性が家事を分担することも少なくない。こうして男女平等になったが、中国の女性は本当に男性と平等に生きているのだろうか。以下の面から論じたいと思う。

まず、中国の学校はほとんど男女共学で、女子学生は男子学生と同じように学校生活を送っている。しかし、大学を卒業して社会人になると、こうした状況は一変していく。就職活動において、多数の企業は女性より男性を好む。将来、女性は子供を生むと思われるので扱いにくい、また、家庭を持つと仕事に集中できないなど、様々な理由で能力のある女性が断られることも少なくない。運よく職を得ても、女性の昇進は難しい。

また、中国において、専業主婦は誇れることではないが、もし、女性が職場で成功して、収入が男性より高くなれば、結婚相手も見つかりにくくなることも普通だ。今の中国では、前述の女性のような優秀な女性は結婚できず、「売れ残った女」になると言われている。良い人が見つからなければ、独身でもいいではないかと思うかもしれないが、中国人は家庭の意識が非常に強いため、家庭を作らなければ、他人から変な人だと思われるだろう。こうした圧力のため、20歳から見合いをはじめようとして、25歳までに結婚できなければもう遅いと思う女性も増加している。

この何十年間、中国の女性たちは確かに以前よりかなり自由になったが、社会生活において、女性たちが自分自身の能力や価値を生かせるようになるまでにはまだ時間がかかると思う。