口頭表現Aクラス  自由テーマ発表原稿

人的コミュニケーション・チャンネル

 

文化経営学  ファウストカ サシャ(ドイツ)

 

皆さんお早うございます。私はミュンヘン大学の博士課程2年のサシャ・ファウストカです。今から、人的コミュニケーション・チャンネルについて発表したいと思います。

人的コミュニケーション・チャンネルとは、人間と人間の間のコミュニケーションのことで、その通信媒体にはいろいろな種類ができてきました。例えば、会話です。会話とは、2人以上で言語の発声・手話・ジェスチャーなどによる意思表示によって共通の話題をやりとりするコミュニケーションであり、話をする行為のことです。

近年では電話、携帯やインターネットといった通信媒体が発達しています。そして、その発達と共に、電話越しに対話したり、あるいはインターネット上のシステムの働きにより文字を介して行うBBSやチャットなどの様式も出来てきました。

こうした今の状況の中で、興味深い課題の一つは、なぜさまざまな新しい通信媒体/コミュニケーション・チャンネルが生まれて来たのか、また、現在のコミュニケーションのニーズ、デマンドに何らかのメリットがあるのだろうかということです。

コミュニケーション・チャンネルのメリットというと、例えばフェイス・トゥ・フェイスの会話のメリットが挙げられます。

自分と相手が時間も場所も共有して会話する人間同士になっていて、今その時点でのコミュニケーションが可能です。相手のミミックも身振り手振りも見えるし、相手の話にすぐ答えられるので、とても直接的なコミュニケーションです。

次に、上記のフェイス・トゥ・フェイスの会話とは違って、手紙によるコミュニケーションには別のメリットがあります。ミミックも身振り手振りも見られず、ただ文字を読むだけなので誤解が生まれやすく、手紙を書いて相手に送り、それに相手がまた返事の手紙を書いて送ってくるというのは、直接的ではありません。しかし、手紙の場合には相手に伝えたいことについて、よく考える時間があります。

フェイス・トゥ・フェイスの会話や手紙のメリットのように、近年の通信媒体のコミュニケーション・チャンネルにも具体的な特別のメリットがあります。しかし、このメリットはなにか、いったいどのようなものなのだろうか、という点については、残念ながら、現時点では答えることができません。これからの博士課程の研究で、この課題についても考えていきたいと思います。

皆さん、今度、FBとか携帯メールなど、現在のコミュニケーション・チャンネルを使っているときに、なぜ今、このチャンネルをあえて使っているのか、このチャンネルのメリットは何か、ということを少し考えてやってみてください。

以上、私は人的コミュニケーション・チャンネルの特別なメリットについて発表しました。私たちは毎日、FBや携帯などを通信媒体として特に何も考えずに使っていますが、今度使うときには、よく考えてみてください。