文章表現Ⅲクラス  日本的感性

日本人の感性・スイス人の感性

 

社会学  バジュラ ロマン(スイス)

 

ヨーロッパの真ん中にあるスイスは、昔から周りの国の圧倒的な力に潰されないようにしながら進化してきた。そういう意味で、日本と同じくスイスも島国である。ただし、海に囲まれているのではなく、史上最強の超大国に囲まれた国である。この条件では、乱暴な気質の山の地方でなければ独立できなかっただろう。700年前からスイスの地域は相次いで、従属させられていた王国や公国に反抗し、独立を要求した。300年以上前から中立の立場をとっている現在でも、周りの国の行動にとても影響されている。このように、歴史の影響でスイス人の感性は強まったといえよう。

スイス人と日本人を比べると、感性が特に違うところがある。例えば、外国人に対しての考え方はスイスと日本では正反対だ。数百年間鎖国していた島国である日本では、日本人の特徴がはっきりしていて、二重国籍が認められない。それに対してスイスでは大昔から周りの国との交流が多く、住民の移動もよくあった。ゆえに、今は二重国籍が多いし、また外国人人口も、スイスでは二割を超え、都市によっては四割に上るところもある。もちろん、その影響でスイス人独自の特徴ははっきりしていないし、多文化社会であるスイスは日本に比べて感性が全く違う。

スイスの場合、外国人とスイス人の区別より、信仰や考え方の区別が大切だと思う。自由化しているスイスでは考えが過激化する例が多い。言えることが自由になるにつれて、極端な発言が多くなったかもしれない。なぜかというと、単純な発言の方が分かりやすいし、極端な考え方は単純だからだろう。