漢字学習Ⅰクラス  私が選んだ2012年の漢字

私の今年の漢字「争」

 

インド文学インド哲学仏教学  王  征(中国)

 

 日本漢字能力検定協会は12日、全国から公募した「今年の漢字」を発表した。2012年の世相を表す漢字は「金」である。京都の清水寺で森清範貫主が縦1.5メートル、横1.3メートルの和紙に墨で書き上げた。金環日食のほか、ロンドン五輪での日本人選手の活躍や、東京スカイツリーの開業、山中伸弥教授のノーベル賞受賞などで、「多くの金字塔が打ち立てられた」ことが理由に挙げられた。

 もし、私の今年を漢字一文字で表すといえば、多分「争」が選ばれる。この漢字は、私にとって、2つの意味を持っている。

一つは競争である。今年上半期、中国政府の奨学金の出資援助を受けるため、

全国の最も優秀な学生たちと競争を行って、最終的に出資援助が受けられる3000人の学生の中の一人になった。その後、中国の旅券の申請、東京大学大学院の研究生の身分の申請、在留資格認定証明書の申請、出国のビザの申請など、準備に時間がかかり、5月からずっと忙しかったが、冬学期が始まる前についに日本に到着することができた。競争はこれからもあると思う。たとえば全世界からの優秀な留学生との競争、日本の学友との競争などが考えられるが、これらはすべて私が前に歩き出す動力になるだろう。

 もう一つは紛争である。今年、中日両国の間に領土の紛争が発生した。政治的な問題だが、私が受けた影響も大きかった。日本に来ることができるかどうか、日本での留学生活が安全かどうか、家族と友達はそれを大変心配した。その上、今度の紛争による日中関係の悪化に伴い、民間の交流、学術交流のイベントなどが順調に展開せず、そのため、多くの優秀な学生たちが互いの国に留学することができなかった。非常に残念なことだと思う。

「来年が良い年になるように」と祈らずにはいられない。