口頭表現Aクラス  自由テーマ発表原稿

日本のお寺での新年体験

 

インド文学インド哲学仏教学  楊 小平(中国)

 

2011年の1230日、私は、千葉県の安房小湊という日蓮が誕生したところに行きました。日蓮は日本仏教十三宗の一つの日蓮宗を開いて、日蓮宗の祖とされている人物です。私はそこにある日蓮宗のお寺で、三日間のホームステイをしました。そして、日本のお寺での新年を初めて体験しました。

日本で、一年の最後の日は大晦日と呼ばれています。お寺では、大晦日に朝早く、お坊さんが歳神を祭り、それから、みんなが一緒にお雑煮の用意をしていました。雑煮は、地域や家庭などによって違いがありますが、だいたい魚貝、野菜など数種類の食材を煮合わせた汁にお餅を加えた汁料理です。「雑煮」というのはごった煮の意味ですが、古い時代には上の人々が体を保養するものとして食べ、やがて一般庶民に普及したものだと見られています。今では、雑煮を食べるのは日本の新年の重要な儀礼になっています。お寺の雑煮はお餅を主として大根、牛蒡、里芋、にんじんをあしらったものです。主として元日の朝に、お寺に初詣する人々のために準備します。

大晦日には、もう一つ重要なことがあります。それは掃除をすることで、日本の普通の家庭でも、中国でもしなければなりません。神様を迎えるために、みんなで部屋や庭などを細やかに掃くのです。いわゆる「除旧迎新」という意味があるのだろうと思います。

大晦日の夜には、「年越しそば」を食べなければなりません。「年越し」とは中国の「過年」と同じ意味があると思います。中国の「過年」伝説には、悪魔つまり猛獣や化け物などの悪いものを家に入らせないように呪いをして災難を逃れてうまく乗り切ろう、無事に過ごそうという意味があります。この例のように、日本の年中行事には中国古代の年中行事の影響を受けたものがとても多いと思います。

お寺での大晦日の忙しい一日が過ぎ、やがて元日を迎えました。朝、四時になると、お寺へ初詣する人々も徐々に多くなり、お寺はにぎやかになっていました。初詣というのは、年が明けてから神社や寺院などに参拝する行事で、一年の感謝を捧げたり、新年の無事と平安を祈願したりすることです。これが習慣化したのは古い時代ではなく、明治時代の中期のこととされており、日本の新年の一番代表的なお祝いです。私は五時に起きました。遠くから来た人がたくさんおり、横浜から来たおじさんもいました。六時ごろには、人々の厄を除けて、福を祈るための念仏も行われていました。その後、みんなが一緒にお寺が用意した雑煮を食べて、だれもが幸せな笑顔で新しい一年の朝日を迎えました。

私の国、中国では、伝統的な新年は陰暦によっていて、春節とも呼ばれています。もちろん、いろいろな行事があり、日本の新年の行事と共通点が多いです。しかし、年越しに家族団欒で餃子を食べることや必ず爆竹を鳴らすことなど違っている部分もたくさんあります。やはり、民族や国などによって文化が違い、新年の行事も異なっています。皆さんの国はどうですか。