口頭表現Bクラス  お薦めしたい映画・本

お薦めしたい本The Help

 

農学生命科学  蔡 佳瓴(台湾)

 

この本は20103月の中旬、台湾に一時帰国した時、いつも気になって覗いてい

本屋さんのブックランキングに入っているのを見かけ、レビューを読んで面白
そうだっ

たと思って、ついつい買ったものです。

著者はアメリカ人、キャサリン・ストケット(Kathryn Stockett)で、タイトル“TheHelp”と

は、白人家庭で働く黒人メイドの呼称です。また、舞台は
1960年代初頭の人種差別

が激しかったミシシッピー州です。ところで、人種差別とは一般的に皮膚
の色により、

人間を差別することで、白色人種、黄色人種、黒色人種の三つに区別
されているよう

です。

白人女性の主人の子どもは、黒人女性のメイド(African American maids)に愛さ

て育てられました。しかし、大人になるとその子は主人になり、黒人のメイドは
もうその

主人の下では働けなくなるので、その前に別の所に行かなければいけませ
ん。黒人

女性のメイドには、選挙権さえなく、一般的な権利も白人より少なく、白
人と同じトイレ

も使えないという事実があったそうです。同じ人類なのに、生れつ
いた皮膚の色の違

いのためだけに、運命も全然違いました。簡単にいえば黒人には
『自由』がなかった

のです。この悪循環を断ち切るために、ある白人女性、小説の
ヒロインが黒人女性の

メイドたちにインタビューをして、それぞれの経験やいとわ
しい実態を伝えるために、

本を執筆しました。

The Help”を読み終わったとき、本当に感動して、人種差別問題をよく考えはじめま

した。アメリカではこの小説を基に同名の映画
The Help”が制作され、今年の8月に公

開される予定です。