文章表現Ⅲクラス  日本人とメディア
 

インターネットと新聞

 

アジア史  蔡 秀美(台湾)

 

東京大学教授、橋元良明が論じているように、現代社会における環境の急変ぶり

が、人類史上特筆すべきものであることは、言うまでもない。その中で、インターネット

と新聞は、現代人の情報を得る習慣に大いに影響を及ぼしているメディアだ。

 
 インターネットと新聞はいろいろな情報を手に入れるのに不可欠なものである。例え

ば、今回の東日本大震災が起こった時に、インターネットも新聞も、地元での生活情

報を即座に送っただけではなく、地震直後から他国に緊急情報を伝えるための装置

になった。とくにインターネットは遥かに速やかに情報を伝達した。震災と関連する福

島原発問題も日本と外国とのメディアに伝達された。さらに、日本語の新聞をそのま

ま翻訳して掲載している外国の新聞社は少なくない。

 
 以上から見ると、インターネットと新聞は地方と地方、或いは国と国の交流、及び情

報の伝達に、大いに役に立つのではなかろうか。若い世代にとって、インターネットか

新聞か、どちらのメディアから情報を手に入れるかよりも、そのもたらされる情報が正

しいかどうかの方がむしろ大切だ。この点について、台湾と日本はほとんど同じだ。個

人がバラバラである現代の情報社会では、はっきりとした自分の判断力によらなけれ

ばいけない。これは世界的な課題だと言えよう。

 
 しかし、日本と台湾では、メディアに対する措置がやや違う。台湾の場合は、インタ

ーネットと新聞による情報の内容には大きな違いはないだろう。インターネットで伝達

されたデマは常に翌日の新聞紙面に載せられている。記者はインターネットが引用元

だと表明しているが、根拠が明確ではない情報は、社会に悪い影響を及ぼす。このよ

うな情況はなぜなのか。小さい頃からインターネットによって情報を探す習慣をつけた

若い記者だからなのだ。

 
 インターネットと新聞は独立する別々のメディアだが、相互に影響を及ぼし合ってい

る。