文章表現Ⅲクラス  現代における大学のあり方
 

これからの大学

 

中国語中国文学  張 燁萌(中国)

 

大学というものは歴史は短くないが、今はかつてない状況に直面している。

インターネットの普及によって、印刷技術に依頼して発展してきた出版手段を

使わなくても、知識が流通するようになった。そして、一方から一方へと

単一な伝達であったのが、双方から発信できるようになり、コミュニケーショ

ンが綿密な網になった。大学にいる学生と教師の関係も変わり、「教える」な

どという単純な言葉で語れないようになった。このような状況の中で大学はど

ういう方向に進んだらいいかと言えば、専攻分野を細分化し、多様な大学づく

りを行うことは一つの解決法となるのではないだろうか。

 大学の発展史を見れば、大学には一定した形はなかったが、どんな時代にお

いても、その形は必ずそれぞれの時代に適していたことがわかる。しかし、今

の時代は学生や教師に一定した共通のものを探し出すのはとても困難である。

大学に入る目的も、大学に期待していることも、人によってそれぞれ違う。だ

から、例えば、研究することではなく、技術を学んで就職することを目的とし

て入学するのも、一つの問題として嘆くよりは、すでに存在する現象だと認め

る方がいいのではないか。

 認めてから、専攻分野を細分化し、各分野の特徴にしたがって、授業や管理

システムを設定するのがいいやり方ではないかと思う。研究をしたい人には研

究をやらせ、技術を学びたい人には技術を教えるようになったら、今の時代に

生じた矛盾も消えてしまうだろう。もちろん、専攻分野を細分化すれば、一定

した基準がなくなり、評価したり、計画したりすることも困難になってくる。

いかに教育資源を配分し、各大学各学部、研究科の活力を引出すかも、社会に

とって難問になるだろう。

 大学システムを多様化すれば「大学はいったい誰のものなのか」という質問

に答えるのは更に難しくなるが、大学の一定の形を追求するのではなく、大学

という概念を解放するのは、それはそれでいいのではないかと思う。

 これからの大学は、定められた形を捨て、多様で柔軟に社会各階層の要求に

応じながら、最先端の学問を求めることは捨てないで発展していくべきだと思

う。