読解Ⅱクラス  越境する文化
 

ポップ・カルチャー

 

日本語日本文学  シルビエ・ブランデイソヴァー(チェコ)

 

 ポップ・カルチャーについて読んだ文章の中には、様々なテーマが挙げられていたが、

マンガやアニメのグローバライゼーションについても書かれていた。そこで、日本の現代

文化、いわゆる「ポップ・カルチャー」のグローバライゼションについて考察したいと思う。

 まず、日本のポップ・カルチャーとして何が挙げられるだろうか。上に挙げたマンガやア

ニメはもちろんだが、そのほかに最近全世界に広まっているコスプレやメイド喫茶なども

考えられるだろう。それらは現在、日本で流行し、外国人からも注目されているようであ

る。
 
 日本在留の外国人にも、外国から短期間観光目的で来日する外国人にも、日本の現

代ポップ・カルチャーは大人気のようである。ただし、それらの「文化」は日本の本質的な

昔からある文化とはまったく違うため、それらを日本の文化ではないという人は少なくな

いと思う。しかし、日本に来れば、いわゆる伝統文化だけでなく、ポップ・カルチャーにも

触れる機会があるだろう。したがって、伝統文化もポップ・カルチャーも共に日本の文化

であることは確かだ。

 さて、問題になるのは何かというと、日本のポップ・カルチャーである、マンガ、アニメ、

コスプレを、日本の文化の代表として広めることである。様々な調査結果によって、マン

ガやコスプレは世界で非常に人気があるということが明らかになった。そこで、日本の政

府は、世界中にある日本大使館の広報文化センターに、今後は今まで外国に主に紹介

してきた伝統文化ではなく、マンガやコスプレの紹介にを入れる努力をするよう

にと指示したのだという

 
 日本の茶道や着物や浮世絵を紹介してくれたおかげで、日本や日本の文化に興味を

持ちはじめた私は、それを聞いて驚いた。日本に来る外国人は、日本の文化はポップ・

カルチャーのマンガやコスプレばかりではないと自然にわかるだろうとは思うが、外国に

そのままいる人に日本の文化の代表としてマンガやコスプレばかりを紹介することがよ

いかどうか疑問である。さて、日本の方はどう考えるだろうか。