漢字学習クラス  2011年の漢字
 

私にとっての2011年の漢字「協力」

 

文化経営学  マルコス・ペルシチ(ブラジル)

 

 2011年の大学院入学試験に失敗した私にとって、2011年はさまざまな疑問ではじま

った。311日の地震と原発事故の後、家族からの帰国への呼びかけのプレッシャー

を経て、次の試験をめざして準備しなければならなかった。留学生の奨学金期間は限

られているからまた失敗すると帰国しなければならなくなる。試験と私の間にあった障

害は日本語だった。

 2010年に日本に来たときは、日本語能力試験の3級を持っていたものの、それで

は全然足りないということがすぐわかった。そのため、2011年は日本語の勉強を中心

にした。専門の勉強は日本語のレベルに依存しているから、とりあえず、日本語能力

を高めることに力を入れた。
  
 現在、20121月の状況から、この一年を振り返ると、私はまだ勉強が足りないと思

う。それでも、同時に心の中で何かが変わったと思われる。それは勉強する気持ちが

変わったのではなく、勉強への取り組み方が変化したということだろう。先生、先輩、仲

間などにお世話になり、何回も相談したことは、本当に勉強になったと感じる。
  
 だが、私の漢字知識が足りないこともあり、2011年を漢字一文字に表すことは難し

い。しかしながら、ある言葉に去年の気持ちをまとめられるのではないだろうか。その

言葉は間違いなく、「協力」である。自分で努力したことはもちろんであるが、いろいろ

な人の応援が非常に重要であった。自分の力は足りなかったけれども、応援してくださ

った人々の力が加わって、自信を持つことができた。だから、2011年はこれまでの人

生でとても重要な年になった。皆さんが協力してくださったことを常に心から感謝してい

る。