文章表現Ⅰクラス   闇の消失
  

闇からの贈り物

 

学際情報学  周 芷伊(台湾)

 

電灯の発明は現代文明の象徴である。照明によって、人類が働ける時間は限ら

なくなった。そのおかげで産業文明も出現した。しかし、そのように光を賛美する声に

対してこの文章の筆者は異議を唱えている。

なぜ筆者は闇の重要性を強調したのか。それは単なる省エネや風流のためでは

く、闇を通じて人間が自然の偉大さを感じられるからだ、と私は考える。

電灯が発明されるもっと前の時代は、人間は日照時間に合わせ、自然の環境に

い、他の生物とともに生活していた。その時代の人にとって、闇と野獣の攻撃は恐ろ

しいことだっただろう。

しかし、火を使えるようになった時から、人間は他の生物より高い地位を得た。

代に至り、人間は徐々に自然の偉大さを忘れてきた。しかし、もし一度闇を体験した

ら、きっと違うものを発見するはずだ。山の輪郭、夜空の星、森の中の虫や鳥の鳴き

声…。世の中は人間だけで成り立つものではないのだ。

このように自分自身をきちんと見つめて反省することは、闇の中でこそ可能だろう。

その素朴さも、筆者が懐かしさを感じた理由だと思う。

現代人は時に人工的な、便利な世界から離れる必要がある。なぜなら、自然の

を感じ、謙虚な心を培うことは、自然と一緒に生き続けるためのカギの一つであるか

らだ。