文章表現Tクラス   闇の消失
   

暗闇の時

 

新領域創成科学  トウ ゲック ティング(マレーシア)

 

現在、電灯は毎日の暮らしに不可欠な物になった。さらに、様々な形や色の電

灯もあり、人々の生活は昔より便利になると同時に色彩に富んできた。たとえば、

東京タワーから見ると、とてもきれいな夜景が見える。それで、現代の人々は、

闇の暗さをあまり考えなくなった。

実は、暗闇の中ではいろいろ自然のきれいな風景が見える。空を見上げると星

や月の光は周りが暗いほどきれいに見える。川に行くと、ほたるや葉の蛍光が楽

しめる。昔の人はよく家の外で、家族みんなで座ってお茶を飲みながら、月や星

の光で楽しく過ごした。それは省エネルギーのためではなく、家族の関係をよく

するためであっただろう。

今の社会では、エコのコンセプトが広まって、1年に1度の世界省エネ日もで

きた。その日の夜、皆電灯をつけずに過ごす。それは、とても意義が深い活動だ

と思う。そのとき、エネルギーのことも考えられるし、暗いところで何ができる

か、どうやって生活するかも想像できる。

生まれてからずっと照明がある環境で育った人は、たまに照明がないところに

行き、その大自然の美しさや穏やかさを気分転換として楽しんでもよいだろう。

実は、暗闇の中では、照明があるときとはまた違ったおもしろいこともいろいろ

体験でき、楽しんで過ごすことが可能であるのだ。