読解Tクラス  わが国の正月風景
         

韓国の正月

日本史学  柳 承喜(韓国)

韓国には旧正月と新正月がある。旧正月は伝統的な正月を意味し, 新正月は太

陽暦による正月を意味する。 韓国では日本と違い、旧暦11日を正月(韓国語

でソルナル)と呼ぶ。この時には3日間連休だから日本と同じく故郷へ行く人々が

多く、いつも交通渋滞がひどい。

旧暦11(元旦)の朝には先祖に茶礼(11日に行なわれる簡単な祭祀)

行う。茶礼を終えると近い親戚同士が集まって墓参りをする。大みそかの夜には

眠らない。眠れば眉毛が白くなるという迷信があるからだ。

正月に代表的な食べ物である雑煮(韓国語でトックッと呼ぶ)を食べると一歳年

をとると言われる。それで子供たちは早く大人になろうと二杯以上を食べたりす

る。雑煮の基本材料はガレートックだ。うるち粉を蒸して餅つきの板の上におい

て杵で何度もついて長くした餠を白餅[白餠]という。これを薄くお金のように切

って汁に入れて牛肉やきじ肉を入れて煮た物を雑煮という。この外にプルコギ、

チヂミ、カルビ、さまざまなナムル、甘酒などを作って食べる。

また正月には韓服を着て父親と母親にお辞儀をする。すると両親は子どもたち

にお年玉をあげる。

正月の遊びはもう大みそかから始まる。たこ揚げは大みそかから始めて小正月ま

で楽しむ。その他にカリウチをする。カリウチは男女の区別なしにすべての人が

家の内外で村人と交わりながらする正月の一番普遍的な遊びである。