文法クラス  私が子どもだったとき
   

私が子供だったころ

 

日本語日本文学  シモーネ・トマーシ(イタリア)

 

子供だったころは、私にとって一番楽しかった時期の一つだ。用事がなければ、

一日中遊んでばかりいた。学校でもどこでも遊んでいた。

私の世話をよくしてくれた祖父母と一緒にいた時はとても幸せだった。毎日、

幼稚園の後で、祖父が私を迎えにきてくれたから、一緒にローマの街を歩いた。

私がローマを大変すきになったのはその苦労知らずのころの散歩のおかげではな

いだろうか。

ところで、私の子どものころといえば、引っ越しが思い浮かぶ。1985年から

1990年にかけて、引っ越しが少なくとも、三つぐらいあった。それで、学校も、

三回ぐらい変えなければならなかった。新しいクラスに入るたびに、 知らないク

ラスメートばかりで、その点から見ると、大変だった。

しかし、その体験は私の性格に良い影響をもたらしたかもしれない。一時的な

楽しみにすぎなくても最後まで楽しみ、どんな妨害があっても、諦めずに頑張っ

ていくということを原則として身につけたのはそのおかげだろう。