読解Uクラス  国際共通語
 

英語と国際語

 

英語英米文学  馮  晟(中国)

 

国際語として、英語は適当であるのか。英語を採用することに私は賛成である。

故ならば、英語は国際語としての五つの有利な点をもっているからである。

第一に、使用人口が多い。生活や仕事の言語として、英語を使用している人は約8

億に上り、ほぼ、8人に1人が英語を使っている。国の公用語として、英語を使用して

いる国も多い。例えば、イギリス、アイルランド、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどが

挙げられる。かつてイギリスは全世界に69の殖民地を持っていた。これらの殖民地の

ほぼすべての国では、独立後も英語が公用語となっている。

第二に、広く流通している。教育においては、全世界の学校で英語が必修とされて

いる。国連のすべての公文書にも英語が使用されている。インターネットのウェブサイ

トはほぼ90パーセントが英語である。

第三に、高い文化水準の事柄に適用できる。現代の科学技術で使用されている

要な言語は英語である。例えば、ノーベル賞の受賞者のほとんどは英語が話せる。世

界の科学技術の最先端は欧米が所有しているが、欧米諸国の共通言語は英語であ

る。したがって、先進技術を勉強しようとすれば、英語が必要である。

第四に、出版物が多い。ほかの言語で出版されたものより、英語によるものが格段

に多い。例えば、ある中国の作家がベストセラーを海外の読者に紹介しようとする場合

は、どの言語の翻訳版を選択するかと言えば、英語ではないだろうか。

第五に、文字の数が少なく、利用するのに便利である。英語には特別な符号がなく、

ただ26個のアルファベットがあるだけで、ほかの言語より簡単かつ便利である。英語と

比べると、ドイツ語やフランス語には符号があるし、中国語や日本語の漢字は複雑で

数も多い。

しかし、国際語は永遠に変わらないというものではない。かつて、国際語はフランス

語から英語へ変化したし、今後、ほかの言語に取って代わられる可能性もあるだろう。

しかし、全世界の言語のいずれにしても、英語に取って代わろうとすれば、英語と対等

の有利な条件を持たなければならず、簡単にすぐできることではない。

そのため、今の段階では、英語が国際語として最も適当な言語だと思う。