コロンビア・日本外交樹立100周年特別プログラム
第1回ガルシア=マルケス会議


コロンビア・日本外交樹立100周年を記念し、在日コロンビア大使館とセルバンテス文化センター東京は、日本でもっとも認知されているスペイン語圏作家であり、ノーベル賞受賞作家ガブリエル・ガルシア=マルケスをテーマにした特別プログラムを予定しております。池澤夏樹、高橋源一郎、野谷文昭をはじめ、コロンビア、スペイン、日本の専門家を迎え『第1回ガルシア=マルケス会議』を開催します。


日時2008103日()〜105日(

場所:セルバンテス文化センターオーディトリアム(B1階)

要予約(http://www.cervantes.jp参照)





※すべての講演会及びラウンド・テーブルは日本語・スペイン語の同時通訳あり。
※※映画上映はスペイン語又は日本語字幕付。
※※※プログラムは変更になる可能性がありますので、ご了承下さい。

★★★ 2008年10月3日(金) プログラム ★★★
17時〜17時30分 会議オープニング(B1階オーディトリアム)
開会挨拶等 ビクトル・ウガルテ館長/パトリシア・カルデナス大使/野谷文昭教授
17時30分〜18時 講演会(B1階オーディトリアム)
一日本人作家から見たガルシア=マルケス 講演者:池澤 夏樹
18時15分〜 展覧会(2F南ギャラリー) ※オープニングガイド付き内覧会
わが心のガボ」「写真家レオ・マティスがみたコマンド


★★★ 2008年10月4日(土) プログラム ★★★
10時30分〜11時 講演会(B1階オーディトリアム)
ガルシア=マルケスの重要性 講演者:ファン・ヘスス・アルマス=マルセロ(スペイン)
11時〜12時 ラウンド・テーブル(B1階オーディトリアム)
翻訳の挑戦 講演者:坂手 洋二、マルガレット・デ・オリベイラ(コロンビア)、旦 敬介、野谷文昭
<12時〜13時30分 休憩>
13時30分〜16時 ラウンド・テーブル(B1階オーディトリアム)
魔術的世界 講演者:ペドロ・ソレラ(スペイン)、マルガレット・デ・オリベイラ(コロンビア)、田村 さと子、久野 量一
16時〜 映画上映会(B1階オーディトリアム)
エレンディラ』(103min.)


★★★ 2008年10月5日(日) プログラム ★★★
10時〜10時50分 ドキュメンタリー上映会(B1階オーディトリアム)
Buscando a Gabo
11時〜11時30分 講演会(B1階オーディトリアム)
日本文学におけるガルシア=マルケスの影響 講演者:高橋 源一郎
11時30分〜12時30分 ラウンド・テーブル(B1階オーディトリアム)
総括 講演者:野谷 文昭、池澤 夏樹、高橋 源一郎、坂手 洋二、久野 量一、田村 さと子、小野 正嗣、ファン・ヘスス・アルマス=マルセロ、ペドロ・ソレラ、マルガレット・デ・オリベイラ、コンラド・スルアガ




講演者プロフィール(あいうえお順)

池澤 夏樹(いけざわ なつき)1945年、北海道生まれ。作家、詩人、翻訳家。『スティル・ライフ』で中央公論新人賞、芥川賞受賞、『母なる自然のおっぱい』で読売文学賞、『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞受賞。他に京都大学集中講座義録として『世界文学を読みほどく』など。

小野 正嗣(おの まさつぐ):1970年、大分県生まれ。作家、フランス語文学研究者。明治学院大学専任講師。2001年『水に埋もれる墓』で第12回朝日新人文学賞を、2002年『にぎやか な湾に背負われた船』で第15回三島由紀夫賞を受賞。作風はガルシア=マルケスを彷彿させる。

久野 量一(くの りょういち)1967年、東京都生まれ。東京外国語大学大学院博士課程単位取得退学。法政大学経済学部准教授。主な訳書・論文として、ホルヘ・ルイス・ボルヘス『序文つき序文集』、「革命とゴキブリ――作家レイナルド・アレナス前夜」、「ガルシア=マルケスの「無縁都市」――『百年の孤独』とバランキーリャ」、「雑誌にかけた夢」など。

坂手 洋二(さかて ようじ)劇作家・演出家。燐光群主宰。1983年に燐光群を旗揚げし、『くじらの墓標』、『天皇と接吻』、『屋根裏』、『だるまさんがころんだ』等、ほぼ全作品の作・演出を手がける。蜷川版『エレンディラ』では脚本を担当。岸田國士戯曲賞、鶴屋南北戯曲賞他、多くの賞を受賞。日本劇作家協会会長。日本演出者協会理事。戯曲集・評論集多数。

高橋 源一郎(たかはし げんいちろう)1951年、広島県生まれ。作家、評論家。明治学院大学国際学部教授。1981年、『さようなら、ギャングたち』でデビュー。『優雅で感傷的な日本野球』で三島由紀夫賞、『日本文学盛衰史』で伊藤整文学賞。他に『文学なんかこわくない』、『ニッポンの小説 — 百年の孤独』など。

田村 さと子(たむら さとこ)1947年、和歌山県生まれ。お茶の水女子大学大学院博士課程修了(文学博士)。帝京大学教授。著書に『南へ』、『謎ときミストラル』など。訳書にコルタサル『かくも激しく甘きニカラグア』、ホルヘ・フランコ『ロサリオの鋏』、バルガス=リョサ『楽園への道』など。リカルド・ラゴス・チリ大統領賞受賞。

野谷 文昭(のや ふみあき)1948年、神奈川県生まれ。東京外国語大学大学院修了。東京大学人文社会系研究科・文学部教授。著書に『越境するラテンアメリカ』、『ラテンにキスせよ』、『マジカル・ラテン・ミステリー・ツアー』など。訳書にガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』、コルタサル『愛しのグレンダ』、バルガス=リョサ『フリアとシナリオライター』、セネル・パス『苺とチョコレート』、ボルヘス『七つの夜』、パス『鷲か太陽か?』、ネルーダ『マチュピチュの頂』など多数。リカルド・ラゴス・チリ大統領賞受賞。




問い合わせ先・詳細:スペイン国営セルバンテス文化センター東京

TEL:03-5210-1800 FAX:03-5210-1811 E-mail:infoXcervantes.jp(X@に変えてください)

ホームページ:http://www.cervantes.jp/

※セルバンテス文化センター東京のE-mailアドレスとホームページのURLが間違っていました。お詫びして訂正します。