日本文学出版交流センター/現代文芸論研究室共催

トム・マシュラー氏講演会

世界文学はこうしてつくられる
イギリスにおける文芸出版文化の現場から


日時2008320(木)・14時〜1630(開場:1330)

場所東京大学(本郷キャンパス)法文2号館2階1番大教室(要予約/定員220名)

満員のため申込みは締め切りましたのでご了承ください。


       アクセス:地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷三丁目」、南北線「東大前」下車、徒歩10分
       東大構内案内図:http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_02_j.html


Tom Maschler(トム・マシュラー)
1933年ドイツ・ベルリン生まれ。ナチス・ドイツを逃れて家族とともにイギリスに亡命。ペンギンブックスを経て、27歳で文芸出版社ジョナサン・ケイプに入社。ヘミングウェイやフィリップ・ロス、ガルシア・マルケスなど、数々の作品を世に送った。これまで、ドリス・レッシングを含むノーベル賞文学賞受賞者13人を手がけ、英国出版界のカリスマ編集者として活躍。ブッカー賞の創設者でもある。2000年末に出版情報誌『ブックセラー』で、「20世紀の出版界に最も影響を与えた十人の出版人」に選ばれた。著書に、“Publisher”(邦訳は『パブリッシャー 出版に恋した男』晶文社)がある。

トム・マシュラーが作品を出版したノーベル賞受賞作家

1954年 E・ヘミングウェイ(アメリカ)
1963年 G・セフェリス(ギリシア)
1966年 N.・ザックス(スウェーデン)
1967年 M・A・アストゥリアス(グアテマラ)
1971年 P・ネルーダ(チリ)
1978年 I・バシェヴィス=シンガー(アメリカ)
1981年 E・カネッティ(イギリス)
1982年 G・ガルシア=マルケス(フランス)
1985年 C・シモン(フランス)
1990年 O・パス(メキシコ)
1991年 N・ゴーディマ(南アフリカ)
1992年 D・ウォルコット(セントルシア)
2007年 D・レッシング(イギリス)

パネリスト

Jay Rubin(ジェイ・ルービン)
1941年ワシントンD.C.生まれ。村上春樹の翻訳者として著名。元ハーバード大学教授。専門は近代日本文学。「現代日本文学の翻訳・普及事業」(JLPP)において、“Rashomon and Seventeen Other Stories”(序文村上春樹、Penguin Classics)を翻訳。日本語版は、ジェイ・ルービン編『芥川龍之介短篇集』(2007年)として新潮社より出版された。

柴田 元幸(しばた もとゆき)
1954年東京都生まれ。東京大学大学院教授。米文学者としてのみならず、ポール・オースター、スティーヴ・エリクソン、リチャード・パワーズら、現代アメリカ文学の翻訳家として活躍。評論『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、『生半可な学者』で講談社エッセイ賞を受賞。



総合司会

沼野 充義(ぬまの みつよし)
1954年東京都生まれ。東京大学大学院教授。ロシア・東欧文学。文化庁翻訳作品選定委員。『徹夜の塊 亡命文学論』でサントリー学芸賞、『徹夜の塊 ユートピア文学論』で読売文学賞を受賞。翻訳一般に造詣が深く、「しずおか世界翻訳コンクール」(静岡県主催)、「野間文芸翻訳賞」(講談社主催)の選考委員を務めている。


入場無料、事前予約が必要(下記参照)です。

講演は英語で行われ、同時通訳がつきます。

定員を超えた場合は、立ち見、同時通訳のレシーバー無しとなりますのでご了承ください。

お申し込み方法

ご予約は3月17日()までに電話・FAX・メールでお願いします。


お申し込み問い合わせ先

NPO法人 日本文学出版交流センター

電話:03(5363)1127 FAX:03(5363)1128 E-Mail:j-lit@j-lit.or.jp

FAX、E-Mailの場合は名前・電話番号を明記のうえ、お申し込みください。
※ 現代文芸論研究室では申込みを受け付けておりませんのでご注意ください。




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この講演に先立って3月18日(火)14時〜17時 紀伊国屋サザンシアター(紀伊國屋書店・新宿南店7F)において、トム・マシュラーと高橋源一郎(作家・明治学院大学教授)、若島正(英米文学翻訳家・京都大学大学院教授)をまじえたシンポジウムが行われます。詳細は日本文学出版交流センター(http://www.jlpp.jp/)まで。