主催:科研費・基盤研究(C)「ボヘミア文学史の記述に関する研究」(研究課題番号:19K00493、研究代表者:阿部賢一)

特別講演

ヤクプ・チェシュカ氏
(カレル大学人文学部准教授)

ミラン・クンデラの詩学の基礎をなすもの
(The Fundamentals of Milan Kundera's Poetics)

ディスカッサント:須藤 輝彦(東京大学)/司会:阿部 賢一(東京大学)


ミラン・クンデラ、ボフミル・フラバルの専門家として第一線で活躍されている文学研究者ヤクプ・チェシュカ(カレル大学人文学部)准教授による講演会を開催いたします。本講演では、チェコ出身でフランス在住の小説家ミラン・クンデラの詩学をめぐって、チェコ時代の抒情詩の読解を中心に行ないながら、その後の小説家としての詩学の基礎をかたちづくったものについてご講演いただきます。

使用言語英語(通訳無し)

日時 2020年1月11日(土) 15: 00〜17: 00
場所 東京大学法文1号館2階219教室(本郷キャンパス)

交通 地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷3丁目」、南北線「東大前」などから徒歩約10分。

*事前予約不要。

講演者プロフィール

ヤクプチェシュカ(doc. Jakub Češka, Ph.D.):カレル大学人文学部准教授。フランスのナラトロジーを中心に、ロシア・フォルマリズム、チェコ構造主義、フィクション理論など、散文の解釈を専門とする。とりわけミラン・クンデラ、ボフミル・フラバルの作品研究およびロラン・バルトの記号論に関心を寄せている。著書に『モティーフの王国 ミラン・クンデラの小説のモティーフ分析』(2005)、『隷属化した神話 ロラン・バルト』(2010)、『ボフミル・フラバル 複数形の作家』(2018)など。


お知らせ

同氏による講演会「ボフミル・フラバルの詩学の変わらぬもの」(通訳有)が、2020年1月10日(金)19時より、チェコセンター東京で開催されます。こちらもふるってご参加ください(下記HPより、要申し込み)。

http://tokyo.czechcentres.cz/program/more/poeticke-konstanty-bohumila-hrabala/

 

 

問合せ先 現代文芸論研究室

e-mail: genbun@l.u-tokyo.ac.jp(@を半角にしてください)