特別ゲスト講義

今福 龍太
(文化人類学者、東京外国語大学教授)

『宮澤賢治 デクノボーの叡智』をめぐって
(特に第8章「終わらない植民地(コロニー)」を中心に)


日時 2019年12月16日(月) 16:50〜18:35
場所 東京大学法文1号館2階219教室
(本郷キャンパス)
交通 地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷3丁目」、南北線「東大前」などから徒歩約10分。
*聴講自由・事前予約不要。


特別ゲスト講師:今福 龍太(東京外国語大学)/司会:沼野 充義(東京大学)

沼野の現代文芸論演習の授業の一環として行うものですが、履修者以外の聴講も歓迎します。今福龍太氏はもともとの専門は文化人類学ですが既成の狭苦しいディシプリンの枠を超えて、世界の文学・芸術に関して幅広く旺盛な著作活動を行っており、現代日本のもっとも独創的なポストコロニアル批評家の一人であると同時に精力的な世界文学の啓蒙者・実践者であります。

*聴講希望者はできるだけ事前に上揭所収第8章を読んできてください。

プロフィール
今福 龍太(いまふく りゅうた):文化人類学者、批評家。東京に生まれ、湘南で育つ。1982年より、メキシコ・キューバ・ブラジルにて人類学的調査に従事。テキサス大学大学院博士課程を経て、メキシコ国立自治大学・中部大学・慶応大学SFC・カリフォルニア大学サンタクルーズ校・札幌大学などで教鞭をとり、2005年4月から東京外国語大学大学院教授。2000年にはサンパウロ大学日本文化研究所の客員教授をつとめ、現在はサンパウロ・カトリック大学コミュニケーション・記号学部客員教授を兼任。同時に、キャンパスの外に新たな遊動的な学びの場の創造を求め、2002年より巡礼型の野外学舎である「奄美自由大学」を主宰。




 

問合せ先 現代文芸論研究室

e-mail: genbun@l.u-tokyo.ac.jp(を半角にしてください)