主催:東京大学大学院人文社会系研究科・文学部現代文芸論研究室、科研費・基盤研究(B)「東欧文学の多言語的トポスをめぐる研究」(研究代表:井上暁子)

パヴェル・コジーネク氏講演会


「社会主義体制下のコミックス」

馴致されながらも、

 繁栄したチェコのコミックス

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日時 2017年10月16日(月) 17時〜19時

場所 東京大学文学部法文1号館3階314教室(本郷キャンパス)
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_01_j.html

 *予約不要、通訳有り

アクセス 地下鉄丸ノ内線、大江戸線「本郷三丁目」から徒歩約10分
    

 


講演者 パヴェル・コジーネク(Pavel Kořínek)

現在、チェコ科学アカデミー・チェコ文学研究所研究員。専門は社会主義体制下の大衆文化、コミックスの歴史など。共編著に『20世紀のチェコ・コミックスの歴史』(2014)などがある。


通訳 ペトル・ホリー
司会 阿部 賢一(東京大学)


<概要>
1968-1989年の正常化の時代は、チェコのコミックスにとって逆説的な時代となっている。コミックスは厳しい統制下に置かれ、検閲を受け、規模やジャンルの点で制限を受けていたにもかかわらず、子ども向けの作品は発展し、特筆に値するクオリティを残している。本講演では、正常化期におけるコミックスの風景(ブルデューの表現を用いると、「場」)の概観を試み、体制の状況や作品の傾向に触れつつ、基本的な発表媒体、種別、そしてまた独創的な作家たちを紹介する。コミックスのなかでは(ややマイナーな位置を占める)地下出版や亡命出版にも触れる予定である。

 *コジーネク氏が監修に関わった「チェコ・コミックの100年展」は、明治大学米沢嘉博記念図書館で、2017年9月29日~2018年1月28日に開催されます。

主催:明治大学米沢嘉博記念図書館、後援:チェコ大使館、協力:チェコセンター東京、チェコ科学アカデミー、モラヴィア美術館、監修:パヴェル・コジーネク、トマ-シュ・プロクーペック、監修協力:ジャン・ガスパール・パーレニーチェク、企画協力:株式会社イデッフ


問合せ先 現代文芸論研究室(genbunl.u-tokyo.ac.jp)
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