来日するスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチさんとの対話・質疑応答の会です。前半はまず作家の小野正嗣さんを聞き手にして、ご自分の活動と著作についてお話をしていただき、後半は会場に集まったジャーナリスト、研究者、学生、市民の皆さまの質問に答えていただきます。
聞き手 小野正嗣(小説家、文学研究者、翻訳家、立教大学教授) 司会 沼野充義(東京大学文学部現代文芸論研究室)
日時:2016年11月25日(金) 10:30〜12:15
場所:東京大学文学部法文2号館2階1番大教室(本郷キャンパス) *法文2号館は、東大赤門から徒歩5分、正門から3分です。 *構内案内図は下記をご覧ください。
*逐次通訳(ロシア語・日本語)付き *一般公開、入場無料。 *座席の予約は受け付けられませんので、ご了承ください。先着順でご入場いただきます。 *一番大教室(定員220名)が万一満席の場合は、立ち見、または隣室の二番大教室(定員120名)で中継の視聴をお願いすることもあります。
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ氏( Светлана Алексиевичч)は1948年生まれ。2015年度ノーベル文学賞を受賞したベラルーシの女性ジャーナリスト・作家。旧ソ連でタブーと見なされていた様々なテーマ(第二次世界大戦における女性・子供の経験、アフガン戦争、チェルノブイリ原発事故、ソ連崩壊が引き起こした深刻な問題など)に大胆に挑み、市井の小さな人たちの心に寄り添う姿勢を貫きながら多くのインタビューを丹念に重ね、それをまとめて本にしてきた。著作はすべてそのようなノンフィクションだが、文学的価値が高く評価されてノーベル賞受賞にいたった。ソ連崩壊後の人々の状況を描き出した最新作『セカンドハンドの時代』(松本妙子訳、岩波書店)の翻訳が刊行されたばかり。その他の邦訳に『戦争は女の顔をしていない』、『ボタン穴から見た戦争』(以上三浦みどり訳)、『チェルノブイリの祈り』(松本妙子訳)などがある。
構内案内図
*図書館前の一帯は大規模工事中のため、全面的に通行止めになっていますので、ご注意下さい。
現代文芸論研究室 03-5841-7955(月〜金 10:30〜17:00)