東京大学文学部現代文芸論研究室/スラヴ語スラヴ文学研究室、国際交流基金共催
協力 神戸大学大学院国際文化学研究科 研究プロジェクト「映像におけるタブーと美の相克」
知られざるロシア映画 上映とトーク
第一次世界大戦と映画
特別ゲスト講師:マクシムパヴロフ(元モスクワ・映画博物館副館長、現国際エイゼンシュテイン・センター財団キュレーター)

コーディネーター・司会:楯岡 求美(神戸大学)

トーク・質疑応答はすべてロシア語で行われます。通訳はつきませんので、予めご了承ください。
**入場無料、予約不要。どなたでも入場できます。


日時:20153241530分〜18

場所:東京大学文学部法文1号館1階113番教室(本郷キャンパス)
 *構内図はこのページの下方をご覧ください。

交通:地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷三丁目」、南北線「東大前」下車、徒歩10分。
住所:〒113-0033 東京都文京区本郷3-7-1


講師
マクシムパヴロフПавлов Максим Игоревич

現在、国際エイゼンシュテイン・センター財団キュレーター。1972年モスクワ生まれ。国際エイゼンシュテイン・センター財団及びミハイル・プロホロフ文化財団のノリリスク・シネマライブラリー共同プロジェクトのキュレーターを経て、2006年から2014年、国立中央映画博物館(Museum of Chinema, Moscow)副館長。今回は国際交流基金の招聘によって来日。東京の他、山形と神戸で講演・映画上映を行う。


上映作品
サイレント・アニメ スタレーヴィチ監督『ベルギーの百合』(15分)
映画黎明期に、生きているかのような昆虫の動きで人々を驚かせた鬼才のアニメーター、ヴワジスワフ・スタレーヴィチ。代表作昆虫アニメ『カメラマンの復讐』(1912)が有名だが、本作でも、第一次大戦下ドイツによるベルギー侵攻によって引き起こされた残虐な事件を、森の昆虫の世界に移して描いている。物語の前後に孫娘が祖父から物語を聞く場面が実写で描かれる。
サイレント映画 プロタザーノフ監督スペードのクイーン(56分)
*旧題『スペードの女王』(プーシキン原作)
1910年代にロシア映画の一時代を築いたプロタザーノフが、プーシキンの幻想小説『スペードのクイーン』(『スペードの女王』)の映画化。原作の隠れた背景には戦勝体験として頻繁に想起されたなポオレオンとの戦争がある。移動カメラや実験的な照明効果、二重露出などが実験的に取り入れられている。革命後フランスに亡命。のちに帰国し、ソ連SF映画の金字塔『アエリータ』(1924年)を制作した。


会場

東京大学法文1号館1階113番教室
<正門>から徒歩2分、<赤門>から徒歩5分
交通:地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷3丁目」駅、南北線「東大前」駅、千代田線「根津」駅などから徒歩10分。

法文1号館案内図

問い合わせ先

東京大学文学部現代文芸論研究室
tel & fax: 03-5841-7955
e-mail: genbun
l.u-tokyo.ac.jp(アットマークは半角にしてください)