加藤有子氏特別講義
名古屋外国語大学准教授(ポーランド文化・文学/表象文化論)

ポーランドのホロコースト記念の現在形
Commemorating the Holocaust in Poland Today



日時:201477日() 午後450分〜620

場所:東京大学文学部法文1号館2219番教室(本郷キャンパス)

交通:地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷3丁目」、南北線「東大前」、千代田線「根津」、都営三田線「春日」などから徒歩10分。

講義要旨:第二次世界大戦中、ナチス・ドイツの占領下で強制・絶滅収容所の作られたポーランドでは、体制転換以降、そしてEU加盟以降、ホロコースト関連の場所の記念化が加速している。2013年4月19日にはポーランドの首都ワルシャワにポーランド・ユダヤ人の歴史博物館がオープンし、今年2014年10月にその核となる常設展示が公開される。ホロコーストもポーランド・ユダヤ人の歴史の一環として展示するこの博物館の本格オープンを前に、ワルシャワ、クラクフを中心に、ポーランドにおけるホロコースト記念の現在のかたちを記念碑、公共美術、博物館等にたどる。ポーランドのホロコースト関連の文学作品にも触れ、出来事の記憶と文学の関わりも考えたい。


※講義は日本語で行います。現代文芸論大学院演習「世界/日本文学へのアプローチ」の一環として行うものですが、専門的関心をお持ちの皆さまのご来聴を歓迎します。
事前予約不要です。


講師プロフィール:加藤有子氏は、東京大学大学院総合文化研究科(表象文化論)で博士号を取得、日本学術振興会特別研究員、東京大学文学部現代文芸論研究室助教を経て、2014年4月より名古屋外国語大学准教授。ポーランド文学・文化、表象文化論専攻。著書に『ブルーノ・シュルツ 目から手へ』(水声社、東京大学学術成果刊行助成、表象文化論学会賞受賞)、編著書に『ブルーノ・シュルツの世界』(成文社)、訳書に『ピンセル』(未知谷)などがある。


法文1号館は、東京大学(本郷キャンパス)正門から、時計台(安田講堂)に向かって直進、左側二つ目の建物です。219番教室は、図の入り口から建物に入って、2階にあります。なお、上図の図書館前の噴水のある場所は現在工事中で通行できませんのでご注意ください。

〒113-003 東京都文京区本郷7-3-1

主催・お問い合わせ先

東京大学文学部現代文芸論研究室
e-mail:genbun
l.u-tokyo.ac.jp(を半角に変換してください)
tel:03-5841-7955