特別講演会のお知らせ

作家・多和田葉子さんを迎えて

母語の外に出る旅 進化する翻訳


日時 平成25年2月19日(火)14時~16時(開場13時30分)
場所 東京大学文学部(本郷キャンパス)
法文2号館2階 文学部2番大教室


 一般財団法人出版文化産業振興財団(JPIC)に東京大学文学部現代文芸論研究室が協力し、光文文化財団、光文社の協力を得て行ってきた、対談形式による文学入門講義シリーズの第2期「続・世界は文学でできている――10代から出会う翻訳文学案内<新・世界文学入門>―沼野教授と読む世界の日本、日本の世界」の第4回は、ドイツ在住で、日本語・ドイツ語のバイリンガル作家として国際的に活躍する作家の多和田葉子さんを特別ゲストにお迎えして、以下のように東京大学文学部の教室で開催します。どなたでも自由に聴講できますが、特に10代の若い皆様のご来聴を歓迎します。


 入場無料・事前予約不要。ただし満席になった場合は、立ち見をお願いする場合がありますので予めご了承ください。
 最寄り駅:地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷3丁目」、南北線「東大前」などからいずれも徒歩10分程度。東大正門から徒歩3分。


第1部 ショートレクチャー/沼野充義
第2部 対談/多和田葉子vs.沼野充義

主催:一般財団法人出版文化産業振興財団(JPIC)
共催:東京大学文学部現代文芸論研究室 協力:光文文化財団、光文社



●ゲストのプロフィール
多和田葉子

 1960年、東京生まれ。作家。早稲田大学第一文学部ロシア文学科卒業。ハンブルク大学大学院修士課程修了。1982年からハンブルクに在住し、1987年にドイツで出版した二カ国語詩集でデビュー。2005年からはベルリンに在住して日本語とドイツ語の二言語で作家活動を続けている。1991年『かかとを失くして』で群像新人文学賞、1993年『犬婿入り』で第108回芥川賞を受賞、1996年にはドイツ語での文学活動に対し、バイエルン芸術アカデミーからシャミッソー文学賞を授与された。2011年「雪の練習生」で野間文芸賞受賞。2005年ゲーテ・メダル受賞。ドイツ語の作品も多数刊行され、英訳、フランス語訳も数多い。日本語の作品にはほかに、『容疑者の夜行列車』(2002年)、『エクソフォニー/母語の外へ出る旅」(2003年)、『海に落とした名前 』(2006年)、『雪の練習生』(2011年)、『雲をつかむ話』(2012年)など多数。


会場への案内図