東京大学文学部現代文芸論研究室主催

松浦寿輝 東京大学退官記念講演

波打ち際に生きる——研究と創作のはざまで



ヴァレリー、バルト、フーコー、ブルトン、折口信夫、エッフェル、マレー、萩原朔太郎、ゴダール、ヒッチコック、中江兆民……様々な固有名詞を経巡りながら、「或る一つの生」(ドゥルーズ)の輪郭を辿り直す。





松浦寿輝(まつうらひさき) 1954年生まれ。現在、東京大学総合文化研究科教授。東京大学教養学科、文学研究科大学院に学び、パリ第3大学でブルトン研究により博士号を取得。1991年に東京大学に着任。以後20年にわたって教鞭をとり、表象文化論研究室の中心の一人として活躍。『表象と倒錯 エティエンヌ=ジュール・マレー』(2001)により、東大より博士号取得。元表象文化論学会会長。その著作活動は、研究、詩、小説、映画批評、随筆、翻訳など多岐にわたり、詩集『冬の本』で高見順賞(1988年)、『エッフェル塔試論』で吉田秀和賞(1995年)、『折口信夫論』で三島由紀夫賞(1996年)、『平面論—1880年代西欧』で渋沢・クローデル賞(1996年)、『知の庭園』で芸術選奨文部大臣賞(1999年)、小説『花腐し』で芥川賞(2000年)、長篇『半島』で読売文学賞(2005年)、詩集『吃水都市』で萩原朔太郎賞(2009年)など、数々の受賞歴がある。最新刊の小説は『不可能』(講談社、2011年)。現在読売新聞朝刊に『川の光2 タミーを救え!』を連載中。



日時:2012116)/午後5時〜午後630
場所:東京大学本郷キャンパス 法文2号館2階1番大教室

司会 沼野充義(現代文芸論研究室)/進行 加藤有子(現代文芸論研究室)

事前予約不要、入場無料

(一番大教室へは、建物中央のアーケード内のガラス戸から入って、2階に上がって下さい)

問い合わせ先
現代文芸論研究室
tel & fax:03-5841-7955、e-mail:genbun×l.u-tokyo.ac.jp(×を半角@に変えてください)