デイヴィッド・ダムロッシュ(David Damrosch):ハーヴァード大学教授(比較文学)、アメリカ比較文学会元会長。世界文学を幅広い現代的な視点から読み、研究し、教えるために精力的に活躍しており、現代の『世界文学論』をリードする存在として国際的に広く知られている。代表的な著書に『世界文学とは何か?』(2003、プリンストン大学出版。邦訳は奥彩子他、国書刊行会、2011)、『世界文学をどう読むか』(2009)など。ロングマン社による膨大な世界文学アンソロジーおよびイギリス文学アンソロジーの編集主幹でもある。
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池澤夏樹(いけざわなつき):現代日本を代表する国際的な視野を持った文学者。小説、詩、エッセイ、書評、翻訳など様々な分野で活躍。最近の主要な小説に長篇『すばらしい新世界』(2006)、『静かな大地』(2004)、『カデナ』(2009)、短篇集『きみのためのバラ』(2007)などがある。個人編集『世界文学全集』(全30巻、河出書房新社、2007-2011)は革新的な編集方針によって現代的な世界文学像を提示した。世界文学をめぐる評論に、『世界文学を読みほどく』(2005)、『池澤夏樹の世界文学リミックス』(2011)などがある。
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