主催:東京大学文学部スラヴ文学・現代文芸論研究室

特別講義

ヴラジーミル・ヴェルトリープ(作家)

途中下車の人生 ― レニングラードからザルツブルクまで —

ヴラジーミル・ヴェルトリープ(フェアトリープ)氏は、オーストリア文学を代表するドイツ語作家の一人ですが、母語はロシア語です。今回は特別にロシア語で、自分について、また自分の作品について語っていただきます。たいへん珍しい機会ですので、ふるってご来聴ください。

コメンテーター:沼野 充義(東京大学文学部教授)
司会:ヴァレリイ・グレチコ Валерий Гречко(東京大学文学部講師)

トーク、質疑応答はロシア語(通訳無し・ドイツ語も可)で行われます。
※※
この特別講義はグレチコ先生の金曜3限のロシア語授業の一環として行われるものですが、この回に限り、特別に公開としますので、専門的関心の有る方のご来聴を歓迎します。



日時:20091113日()/午後130分〜3

場所:東京大学(本郷キャンパス)文学部3号館7階(スラヴ文学演習室)

アクセス:地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷3丁目」、南北線「東大前」、千代田線「根津」など下車、いずれも徒歩10分。





** 講師プロフィール

ヴラジーミル・ヴェルトリープВладимир Вертлиб / Vladimir Vertlib)
1966年レニングラード生まれ。5歳のとき、ユダヤ系ソ連市民として一家で移住し、その後、定住の地を求めてイスラエル、ウィーン、イタリア、オランダ、アメリカなどの国を目まぐるしく転々としてきた。その驚くべき遍歴は、自伝的小説『途中下車の人生』Zwischenstationen(1999, ウィーン・ミュンヘン。ロシア語訳はОстановки в пути, 2009, ペテルブルク)に克明につづられている。
その他の代表的な作品に
Das besondere Gedächtnis der Rosa Masur(『ローザ・マズアの特別な記憶』長編、2001年)、Letzter Wunsch, Roman(『最後の望み』 長編、2003年)、Mein erster Mörder(『私の最初の殺人者』短篇集、2006年)など。オーストリア文学賞、シャミッソー賞、アントン・ヴィルドガンス文学賞など、重要な文学賞を次々に受賞し、現在、最も注目されるオーストリア作家の一人。



問い合わせ先

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 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学文学部 現代文芸論研究室

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