東京大学文学部現代文芸論研究室・スラヴ文学研究室共催 
ヴィクトル・シェンデロヴィチ特別講義
ロシア現実(本当の姿)と自己感覚(自分の感じ)
権力を笑い飛ばす大胆不敵な風刺作家、現代を語る
特別講師:ヴィクトル・シェンデロヴィチ 司会:沼野 充義



 ヴィクトル・シェンデロヴィチ氏は、現代ロシアきっての風刺作家・時事評論家。権力を恐れずに大胆に風刺し続けてきた、現代ロシアで数少ない勇気ある知識人の一人です。かつてロシアでは「クークルィ」という時事風刺人形劇がテレビで放送され、全国的な人気を博し、その鋭い批判精神で世界を瞠目させたことがありますが(NTV,1994年から2002年)、じつはシェンデロヴィチ氏はそのシナリオ作家でした。
 初来日する同氏の限られた時間の中で、一回のみの公開の講演会です。新聞やテレビではあまり報道されないロシアの文化・言論の状況を伝える生の声が聞ける、この貴重な機会を逃されませんよう。

ロシア語・日本語間の逐次通訳がつきます。※通訳:吉岡 ゆき
※※ 事前予約不要。どなたでも聴講できます。


日時20091028()/午後520分〜7

場所:東京大学本郷キャンパス 法文2号館2階2番大教室

アクセス 地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷三丁目」、南北線「東大前」下車、徒歩10分

本郷キャンパスへのアクセス http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/map01_02_j.html

東大構内案内図





講師プロフィール

ヴィクトル・シェンデロヴィチВикров Шендерович / Viktor Shenderovich)1958年、モスクワ生まれ。1980年モスクワ国立文化大学卒、初めは演劇畑で仕事をし、国立演劇大学で教鞭を取った。その後、ユーモア・風刺作家として頭角を現し、テレビ番組のシナリオを多く手掛け(その中で一番有名なものがNTVで長年放送された風刺人形劇シリーズ「クークルィ」)、テレビ・ラジオでコメンテーターや司会として活躍してきた。2003年からはラジオ局「エーホ・モスクヴィ」(モスクワ・エコー)で「プロセス・チーズ」、またラジオ・リバティで「みんな自由だ」という番組を担当している。「テフィ96」賞、「ゴールデン・オスタプ」賞受賞、風刺ユーモア作品・時事評論集などの著書多数。


問い合わせ先

住所:〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学文学部 現代文芸論研究室(03-5841-7955)

E-Mail:現代文芸論研究室(genbun×l.u-tokyo.ac.jp)
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