学振 「飛び出す人文・社会科学 〜津々浦々学びの座〜」
規範と境界を超える文学 ― ダニイル・ハルムスをめぐって ―』
  〜 あるいはひょっとしたら、そんな言葉などなかったのかもしれない



日時:2009330日()/午後1時〜(映画上映付)

場所:東京大学(本郷キャンパス)法文2号館2階1番大教室

構内案内図:http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_02_j.html
※法文2号館は、東大正門から安田講堂(時計台)に向って直進し、右側2つ目の建物です。1番大教室は奥の階段を2階に上がってください。

アクセス:地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷三丁目」、南北線「東大前」、千代田線「根津」などからいずれも徒歩10分程度。

入場無料・事前予約は不要。お気軽にご参加ください





【内容】 【とりあげる主な作品】

 不条理文学の先駆者と呼ばれるロシア人作家ダニイル・ハルムス(1905−1942)について、ロシア語による原作、日本語訳、絵本、映画など、複数のメディアを縦断し、いろいろな局面からアプローチします。ハルムスの作品世界を紹介するとともに、文学作品の翻訳や映画化という作業がどのような問題をはらんでいるかを考えます。

『ハルムスの幻想』(1988年、ユーゴスラヴィア、スロボタン・D・ベシチ監督) ※今回の上映作品

ダニイル・ハルムス『ハルムスの小さな船』(井桁貞義訳、西岡千晶絵、長崎出版)

ハルムスの子ども向けの詩(増本浩子、ヴァレリー・グレチュコ共訳、柴田元幸編『昨日のように遠い日』所収、文藝春秋)
※参考:WEB版『モンキー・ビジネス』にハルムスの翻訳があります。

『モンキー・ビジネス』トップページ
http://www.villagebooks.co.jp/villagestyle/monkey/index.html
※左のフレーム「ハルムスの世界」よりハルムスのページに入れます。

【パネリスト】
井桁貞義(早稲田大学文学学術院教授、日本ロシア文学会会長)
奥 彩子(大阪大学大学院人間科学研究科・特任研究員)
増本浩子(神戸大学大学院人文学研究科・准教授)
ヴァレリー・グレチコ(神戸大学大学院人文学研究科・准教授)

【主催】日本学術振興会 「人文・社会科学振興のためのプロジェクト」研究領域 V-1 「伝統と越境――とどまる力と越え行く流れのインタラクション」(プロジェクトリーダー: 沼野充義・東京大学)
第2グループ 「越境と多文化」(代表者: 楯岡求美・神戸大学)
【共催】 東京大学文学部 現代文芸論研究室

連絡先:東京大学文学部 現代文芸論研究室 毛利公美
  Tel/Fax: 03-5841-7955
  E-mail: transborder★hotmail.co.jp 
      (★は半角の@に変えてください)