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研究室利用法

修士課程院生1年Lさんの場合 M氏(執筆時学部三年生)の場合

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修士課程院生1年Lさんの場合

中国語中国文学研究室は、とてもい心地いい場所です。私は去年四月に入学してから、ずっとお世話になって来ました。 古典中国語が専門の私にとっては、中文研究室の辞書はとても便利に使えます。『説文解字』から『漢語大字典』『大詞典』まで、古典中国語の辞書は全て揃っているとは言えないが、勉強に随分役立ちます。また、古文字に関する雑誌も何種類もあって、参考書も何時でも好きに利用できます。これまでの資料ではまだ足りないと言っても、漢籍がいっぱい揃っている漢籍コーナーは至近距離にあります。オンラインデータベースも、研究室のパソコンで簡単に使えます。忙しくてご飯を食べる余裕もない時、補佐員さんはコーヒーを入れてくれて、サンドイッチをくれました。レポートを出そうとしている時も、発表寸前で必死にしていた時も、研究室はいつでも最大のサポートをくれました。 夏にも冬にも、時々暇潰しに研究室に来ます。外は暑くても寒くても、研究室は何時も気持ちいい温度です。お茶でもコーヒーでもお好きに、世界各地からのお土産のお菓子もいろいろあります。食べたり飲んだり、友達と気軽に話そう( ̄▽ ̄)。 ずっと私を支えてくれる研究室。今年も一緒に過ごそう。 〔文責:修士課程院生1年L〕  

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M氏(執筆時学部三年生)の場合

~学生たちの研究室利用法・体験談~ アテナイの学堂は大廈高楼(たいかこうろう) であることを須(もち)いない。賢人が集まればそこは自ずから学堂である。輪奐(りんかん)(*)の美ありと雖も桀紂(**)を住まわせれば獣苑の檻に等しい。故に場所を場所たらしめるのは、人間に他ならない。 研究室を予備校の自習室と同じように考えるのは惜しいことではなかろうか。自習室と為さんよりは寧ろ茶楼と為すに如くはない。研究分野や国籍の違う者どうしで語らえば、彼我の得る所は真に大である。そこでわたくしは自ら茶果を持ち来たっては閑を偸(ぬす)んでくつろいでいるのである。或はたわいもない世間話をして、舌の筋肉が衰えるのを防ぎ、或は辞典類に頭を埋めて時を移す。わたくしの過ごし方はかくの如きものである。そして新たにここを訪れる人が如何なる飾りを加えてくれるのか楽しみにしている。編集者注 *建築が壮麗なこと。 **桀(けつ)・紂(ちゅう)。それぞれ中国古代の王朝である夏・殷の最後の王で、残虐無道のため王朝の滅亡を招いたと伝えられる。 〔文責:学部学生3年M〕 2015年1月  

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