ブックタイトル東京大学文学部_2018

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概要

東京大学文学部_2018

専修課程心理学研究室基礎文化心理学研究室は、1903年に設立された日本最初の心理学研究室です。100年以上にわたって心の科学的研究にとり<み、世界最先端の研究成果をあげながら、日本の基礎心理学をリードしてきました。人類最後の、そして最大のフロンティアとも言われるのが、心と脳の問題です。そのしくみを科学的に理解することは、現代のテクノロジ一をもってしてもきわめて難しい課題[眼球運動測定装置]眼の動きを計測することで、実験参加者がどこを見ているかが分かる。[ドライビングシミュレータ]運転環境を模した装置(バーチャルメカニクス社製品使用)で、運転者の認知機能を調べる。です。心のふしぎ。脳の驚異。人間という謎。永遠に解けない謎かも知れません。私たちはこれからも根気よく、一歩一歩実特別講演を依頼されることも多く、東京大学の他研究科や他大学・証的に、心に挑みつづけます。研究所とも交流があり、共同研究も活発に行われています。知覚・注意・記憶・行動などの人間の精神現象を、実験心理学的心理学研究室には、毎年、駒場の教養学部前期課程から学生が進手法や脳科学的手法、認知科学的手法により研究しています。心理学します。多くは文科類からの進学ですが、理科からの進学も珍しく学にはさまざまな分野がありますが、心理学研究室はその中でも特に、ありません。学部3・4年次には、演習や講義で幅広い知識を身につけ知覚や認知の過程を実証的実験によって明らかにする基礎研究に中るとともに、実験演習で数々の実験を行なってレポートを書き、実験機心を置いています。器の操作方法やデータ解析方法などを学びます。最終年次には卒業論心理学研究室には教授・准教授・助教のほか、研究員、大学院生、文研究に取り組みます。教員の指導の下でオリジナルの実験研究を行学部学生、研究生らが所属し、それぞれ研究活動を行なっています。ない、論文にまとめ、卒業論文発表会で発表を行ないます。卒業生の教授・准教授はラボを主宰し、研究員や学生はそれぞれのラボに所属多くが就職し、就職先はマスコミ・金融・商社・製造業・官公庁など、しています。教員や研究員、大学院生は国内外の関係諸学会に所属きわめて多彩です。大学院に進学する方に対して、学内外の研究設備して活動し、学会発表や研究論文などの形で研究成果を発信していを活用する機会や、国内外の研究者との研究交流の機会を促進し、指ます。心理学研究室の研究成果は、高いインパクトを持つ国際論文誌導体制の充実を図っています。修了生の多くは、修士(心理学)、博士に掲載され、多くの研究論文で引用されています。シンポジウム等で(心理学)の学位を得て、研究者や大学教員として、活躍しています。社会心理学研究室[About Us]「社会心理学」とは文字通り、社会的動物たる人間の心の成り立ちやそのメカニズムを総合的に考える学問です。扱うテーマは多岐にわたりますが、いずれも、私たちが社会の中でさまざまな他者と関わり合いながら生きる日常の生活に、深く関連しています。「社会的な行動と脳の関係について研究したい」「感情の理不尽さについて考えたい」「偏見・格差・援助などの社会問題について議論したい」「企業組織におけるリーダーのあり方について考察したい」実験風景(地下実験室の防音ルームにて)コロキウムの様子(学外から講師をお招きして)と社会の関わり方をともに真摯に考え、新しい形の「人間知」を生み出すことを目指しています。21世紀の統合的な人間科学の実現に向けて、志・憧れ・野望をもつ人々にとっての知的なプラットフォームを作「異文化に生きる人々の思考や行動様式の違いについて知りたい」ること、それが私たちのミッションです。…これらはすべて、社会心理学におけるリサーチ・クエスチョンの例で[Education]個々の教員が個別にラボを運営しつつ、協力して教育す。私たちは、ー方で人の神経?生理基盤にまで分け入り、他方で社に従事しています。いずれのラボにおいても、教員と大学院生の共同会構造や文化へと視野を広げながら、こうした問いに対する答えを探究しています。研究が数多く行われていること、また、海外の研究者や他学問領域の研究者とのコラボレーションが盛んであることが特徴的です。国内外[Mission]人文社会科学は今、激しい変動の時代を迎えています。の研究者をスピーカーに招いて開催される「社会心理学コロキウム」社会心理学もその例外ではありません。そうした激動の時代の中、私たちは、従来の研究領域の区別にこだわることなく、文理の壁をも超えて、貪欲に新しい学問のあり方を求めていきたいと考えています。人間とは何者なのかを考察してきた、哲学をはじめとする人文学領域。人と制度・組織の関係を論じてきた、経済学・法学・政治学・経営学などの社会科学領域。これらとの連携はもちろんのこと、神経科学?生物学・情報科学といった自然科学領域とも手を携えながら、人には、誰もが自由に参加することができます。日々の授業においても、国際性や学際性、さらには実社会とのリンクを意識した多彩な講義科目のほか、実験.調査・現場観察といった方法論に関する実習科目も数多く展開されています。これらを通じて身につける「現象の捉え方」、「問いの立て方」、「データに基づく検証のしかた」といった学びの方法は、将来どのような職業に就く人にとっても、社会や人間について深く知るための重要な礎となるはずです。