ブックタイトル東京大学文学部_2018

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概要

東京大学文学部_2018

専修課程:夏現代文芸論研究室化;現代文芸論研究室は2007年に発足した比較的新しい研究室です。楯岡求美准教授(ロシア文学、演劇)ら現代的な見地から世界文学を扱います。文学の読まれ方、書かれ方は現代では大き<変貌し、多様化しています。この多様性を理解するための理論や、多様性の具体例としての中・東欧諸国やラテンアメリカ諸国、広域英語圏の文学、移民文学といった分野を研究する教員や学生たちが集う場所です。多くの言語を操り、時には複数の言語で創作もする作家の少なくない現代を理解するために、複数の国や言語を視野に入れての研究も推奨されます。外国からの留学生が多いのも当研究室の特徴で、ポーランドやベネズェラ、カザフスタン、中国、韓国などからの留学生が、各自の文化の協力を仰ぎ、授業を提供していただいています。また、毎年、非常勤講師をお招きし、現代文芸論らしい特徴ある多彩な授業をお願いしています。学生が自由に利用できる研究室や演習室では、自主的な読書会が開かれ、毎年夏には合宿も行われています。こうした交流を通じて、学生たちも広い視野に立って勉強する志がおのずと醸成圏や文学との関連で日本文学を研究しています。されていきます。研究室書架の雑誌コーナ一外国から研究者や作家らを招いての講演会、シンポジウム等のイベントも、現代文芸論研究室では毎年数多く主催しています。こうしたイベントに、時にはスタッフとして、時には聴衆のひとりとして参加することによって、学生たちはゲストと交流を結び、大いに刺激を受けています。とりわけ研究者を目指す大学院生にとっては、これらの交流は後の研究生活にもきっと役立つことでしょう。専任教員は以下のとおりです。沼野充義教授:世界文学へのアプローチ、ロシア・ポーランド文学柳原孝敦教授:ラテンアメリカ文学・文化、広域スペイン語文学阿部賢一准教授:チェコを中心とした中東欧文学・芸術、比較文学このほかに他研究室から大橋洋一教授(英文学、批評理論)、三谷恵子教授(スラヴ言語学)、阿部公彦教授(英米文学、現代日本文学)、研究室での歓談西洋古典学(英語ではClassies)は、「古代ギリシアおよびローマの文化を研究教育する学問」です。そのためにギリシア語およびラテン語の文法を覚え、辞書を引きっつ、また注釈書を読みながら、毎週原文テクスト(例、ホメロス、ギリシア悲劇、プラトン、ウェルギリウス、キケロ)を読んでいくという地味な学問です。しかも、辞書は基本的に希・英および羅・英です。注釈書も英語(仏語や独語も)です。仮にこれだけのことをしたとしても、果たしてこの努力が卒業後社会に出て報われるのだろうか、という疑問を持つ人は多いでしょう。答えは「ィエス」です。理由は以下の通りです。第ーに、ギリシア・ラテン作品(「古典作品」と言います)は、その文法的理解もなかなか困難ですが、仮にそれができた場合でも、法、経済、宗教、思想などの現代の思考枠組や分析概念ではその「意味」を掴むことはできません。しかし、そこがポイントです。この訓練によって我々の「センス」が磨かれるのです。第二に、世界はグローバル化しています。日本社会はこの流れに抵抗していますが、それは所詮無理な話。グローバル化の進むところ、西洋人は必ずいます。その中には必ず西洋古典学を学んだ人がいます。西洋古典学は彼らと戦うための強力な武器(「センス」)です。ビジネスあるいはパーテイの場で、「大学で何を学んだの?」と尋ねれらてI read Classics.と答えれば、名刺交換の必要はありません。いまどき、ビジネスの世界や古典叢書国際機関で働く人は、みんな経済、政治、法学を専攻しているとお思いですか?古典、哲学、歴史を専攻したという人が意外と多いのです。第三に、上述のように、西洋古典学を勉強することは英語はじめ西洋語を学ぶことを含んでいます。ギリシア語・ラテン語起源の重要な英単語は非常に多いし、またテクストを厳密に(英語の辞書を使って)読み、大量の注釈書や研究書を読む訓練は、グローバルな社会で非常に役立ちます。さらに、きっと皆さんの中には、外国のピジネススクールやロー?スクールに行く計画をしている人がいるでしょう(がんばってください)。その人は、西洋古典学を大学で勉強していて「本当によかった」とかならず実感します。最後に、将来大学院でこの学問をもっと深く勉強したいと考えている人に対しては、ォックスフォードをはじめとして留学に関して景大のサポートをします。F.リッサラ一グ教授(パリ)の講演会2015年10月文学部1番大教室