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概要

東京大学文学部

専修課程インド語インド文学研究室アジア文化本研究室では、インド亜大陸の言語と文化について、サンスクリット/古典インド演劇論/マヌ法典/など。語などの古典語によって伝えられている文献を中心に研究しています。http://www.l.u-tokyo.ac.jp/indlit/ut-skt/seminar.htmlに、研究室名に冠されている「インド語」と「インド文学」は、日本語でいう最近のゼミで講読している文献を挙げています。とやや誤解をうむかもしれません。英名のIndian languages andインドの言語文化には三千年以上の歴史があります。その間には当literatureのほうが実態を正確に表しています。然、変革と発展がくりかえされてきましたが、インドの面白さは、古代まず、インド語という単独の言語はありません。本研究室では、インドの言語と文化が、ときに形を変えながらも長い歴史を超えて生き残り、亜大陸で用いられている、あるいは用いられてきた諸言語をインド語近現代文化のそこここに明らかな形跡を示すほどに継承されていると(インド諸語、Indian languages)と総称しています。サンスクリットころにあります。本研究室ではサンスクリット語文法を必修としていま語をはじめとする多くのインド諸語は、ヨーロッパの多くの言語と同一すが、紀元前のサンスクリット語の文法規則は、その後三千年にわたの起源をもち、インドからヨーロッパに至る広い地域の諸言語を比較っても基本的な部分は変わりません。一度サンスクリット語を学んでおする印欧比較言語学にとっての一大資料でもあります。くと、どの時代のインドの文献を読む際にも常に役立ちます。また、本研究室で扱うインド文学は、物語や詩歌などの狭義の文学インド語インド文学を専攻する学生は多くはありませんが、授業にはに限定されません。「言語によって伝えられているインド文化」の総体インド哲学仏教学、西洋古典学、言語学、倫理学、宗教史学、その他をインドの文学(Indian literature)と呼んでいます。たとえば、過去多くの分野の学生も参加し、活況を呈しています。ぜひ一度、授業を数年間の教員および学生の研究テーマには、次のように、さまざまな見学にいらしてください。ジャンルのものがあります。古代インドの家庭儀礼/古代ジャイナ教の在家信者の生活規範/サンスクリット説話集の成立/マハーバーラタの構造/タミル恋愛文学/タミル叙事詩/鳥の形の祭火壇を作るヴェーダ祭式/伝統インド医学(アーユルヴェーダ)/古代インドの葬礼/リグヴェーダの詩論/古代インド占星術文学をひもといて古代文化をさぐる現代に受け継がれる古代祭式:鳥の形の祭火壇(ケーララ州,2011年)英語英米文学研究室欧米系文化「英文研究室」の正式名称は「英語英米文学専修課程」。その名の通りわたしたちの研究室では、おおまかに、「英語学」「英文学」「米文学」の三領域の授業が行われています。英語の仕組みに興味のある人、英語で書かれた文学作品に興味のある人が、広く緩い繋がりで集まった研究室?つまり、「英語に関わる研究室」くらいに思っていただければだいたい正解ですが、もう少し各分野について見てみましょう。英語学は、「英語ってどんな言語だろう」という興味を深める領域です。特定の時期の言語構造(現代英語や古英語)の解明をめざす共時的研究と、言語変化の諸相を研究する歴史的研究が含まれますが、その基礎として、言語の一般的性質・仕組みについて正確な理解を深めていきます。したがって授業では、英語の詳細な事実と、その理論上の意味合いを総合的に把握する訓練に重点がおかれます。英文学と米文学は範囲が定めがたいほど広いのですが、授業では、アメリカとイギリスの文学(演劇、詩、小説)の精読を主眼として、作品の細部にじっくりと注目し、それぞれの解釈を議論したりしています。とはいえ、みなさんが卒業論文などで英米以外の英語圏の文学を論じることも応援しますし、児童文学、大衆文学などのサブ・ジャンル、美術や音楽と文学との関係などに興味を広げてもらっても構いません。教員はそれぞれの関心に応じて主だった作家・作品を扱いますが、それをきっかけに自由な途をひらく、進取の気性こそここでは多とされます。専修課程としての必修科目を上記三分野から履修することをのぞけば、学生のみなさんはだいたいのところ好みの分野の勉強に集中でき左から小泉八雲、夏目漱石、ウィリアム・シェイクスピア研究室に並ぶ洋雑誌ます。そうして思いさだめたトピックや作品について英語で卒業論文を書くことが、英文研究室ライフのいわばクライマックス。例えば、最近のテーマにはこんなものがあります。【演劇】『ロミオとジュリエット』における曖昧性【詩】「これは世界に向けたわたしの手紙」:エミリー・ディキンソンの書簡詩【イギリス小説】『荒涼館』における終わりの感覚【アメリカ小説】『グレイト・ギャツビー』における父・子の葛藤【英語学】英語・日本語における形容詞の修飾構造そのほかにも、毎年6月に行われる一泊二日の英語漬けの合宿「English Camp」や毎週水曜日に英会話を楽しみながらお昼を食べる「Clark Lunch」などの研究室イベントもあって、英語でコミュニケーションをとる喜びを味わってもらえると思います。13