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2018年度 授業案内(学部大学院


<学部>
美学概論 カントからの美学入門(5)
小田部胤久
近代美学を基礎づけたとされる『判断力批判』が今日の美学理論に対していかなる意味を有しているのかに着目して、『判断力批判』を読解する。昨年度秋学期の概論と別の内容であるので、再度の履修も可。

詳細は東京大学授業カタログの当リンク先を参照のこと。
A1A2
2単位
金曜3限
芸術学概論 感性文化とメディア論
渡辺裕
「芸術学」は長いこと、現実の生活や環境から切り離された美術館やコンサートでの「純粋鑑賞」体験をモデルに形作られてきたが、近年では美術や音楽といった既成の芸術ジャンルの枠をこえた「視覚文化」「聴覚文化」といった概念が提唱され、社会や環境との関係の中での「感性文化」の全体的ありようへと視野が広げられるなか、狭義の「芸術」に対する見方もまた大きく変わりつつある。この講義では、芸術が近代的な共同体の形成過程において果たしてきた役割や、現代の都市環境の中でわれわれの感性が様々な芸術と時には結びつき、時にはぶつかり合いつつ形作られている状況、さらには、われわれの感性やものの見方が様々なメディアとの関わりの中で歴史的・文化的に形作られ、変容されてきたメカニズムなどを考察し、「感性文化」の様々な側面をその具体層において捉えてゆきたい。

詳細は東京大学授業カタログの当リンク先を参照のこと。
S1S2
2単位
月曜4限
原典講読I 作品世界と現実世界:歴史映画への新しい視点(英語文献講読)
渡辺裕
文学にせよ映画にせよ、芸術作品の中に描かれている世界は、いかに現実世界と似ていようとも、あくまでも虚構であり、現実の歴史とははっきりと峻別されるものだと考えられ、歴史映画に描かれた内容が歴史学研究の根拠にされるなどということはありえなかった。しかしながら近年の歴史学研究では、歴史観や歴史意識、記憶といったテーマが前景化してくるなか、歴史映画の史料としての可能性がさまざまな形で議論され、従来の歴史学研究にはなかったような新たな視点がもたらされるようになってきている。これに呼応するかのように映画研究の方もまた、旧来の自律的な「作品研究」のモデルを離れ、われわれの映画体験を、現実世界との関わりの中で捉え直すような新たな動きが出はじめている。これまで日本ではあまり紹介されていない、芸術研究と歴史研究との交点での最先端の研究の現状を知るために、英米圏で刊行された研究論文を中心に読み進めてゆく。

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A1A2
2単位
月曜4限
原典講読II 芸術のカテゴリ論
三浦俊彦
「芸術とは何か」という、芸術学の最も基本的なトピックについて、現代美学の前提を問い直す論文を読み、問題意識の精錬を図る。

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S1S2
2単位
水曜3限
原典講読III デザインの世界を見渡す
天内大樹
今我々が生活する環境を取り巻くのは,すべてデザインされたものと呼んでよい.我々が言語について思想文化,哲学,論理などとの密接な関係を想定するならば,デザインについても同様の関係を想定することができよう.デザインには形態面だけでなく,それが伝える意味内容,また各論者や各時代が形態や意味内容に対して与えた歴史的・思想的位置づけなどの観点が考えられる.原典からは,デザインのカルチュラル・スタディーズをめぐって,まずはその生産,評価,流通のメカニズムを追う.ついでグローバル化した流通の中での消費財の設計・流通,場所のブランド化を見た後,情報通信技術の発展に伴う相互作用,デザインの一般語化,モバイル社会,教育とたどる.以上からデザインをめぐる問題系をひととおり見渡して,冬学期(原典講読IV)に扱う美学的考察を示した著書へつなげる予定である.

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S1S2
2単位
金曜4限
原典講読IV デザインにおける想像力の美学
天内大樹
今我々が生活する環境を取り巻くのは,すべてデザインされたものと呼んでよい.我々が言語について思想文化,哲学,論理などとの密接な関係を想定するならば,デザインについても同様の関係を想定することができよう.デザインには形態面だけでなく,それが伝える意味内容,また各論者や各時代が形態や意味内容に対して与えた歴史的・思想的位置づけなどの観点が考えられる.原典では,デザインに関してpossibilityとaestheticsとimaginationという三つの視座から,デザインされたもの,デザインする行為,またそれらがどのように作用すうかなどをたどっている.imaginationはデザイン対象の創造とその“生涯”の背後にある形成力,aestheticsはそれらものが伝達する際のコード,possibilityは両概念の背後にある,新しい利用,概念,知覚を実現することを指し,ものの中に意味の構造として含まれるという.これらを通じてデザインが文化の文節と変容に本質的な媒体であることを示す.

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A1A2
2単位
金曜4限
原典講読V カント『判断力批判』講読
小田部胤久
カント『判断力批判』からいくつかの節を講読し、その美学理論の根幹を押さえるとともに、その現代的な意味についても考察を加える。

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S1S2
2単位
火曜3限
原典講読VI カント『判断力批判』講読
小田部胤久
カント『判断力批判』からいくつかの節を講読し、その美学理論の根幹を押さえるとともに、その現代的な意味についても考察を加える。

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A1A2
2単位
火曜3限
原典講読VII 美術理論仏語原典講読
小田部胤久
フランスで近年出版された美術館・博物館展示をめぐる諸論文を講読し、近代西洋的な芸術作品以外の展示物の分類や表象を学び検討する。

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S1S2
2単位
木曜4限
原典講読VIII 美術理論仏語原典講読
小田部胤久
フランスで近年出版された美術館・博物館展示をめぐる諸論文を購読し、近代西洋的な芸術作品以外の展示物をめぐる議論を学び検討する。 本演習は夏学期の演習と緩やかに関係するが、夏学期の演習を履修していない場合も問題なく講読に参加できるよう配慮する。

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A1A2
2単位
木曜4限
美学芸術学特殊講義I 分析美学の諸問題
三浦俊彦
 形式科学と自然科学の方法論に則った分析哲学が、芸術や美意識のような「ソフトな」現象に適用されたとき生ずる特有の困難を、現在進行中の芸術事例に即して例証し、人文科学の可能性を検証する。

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S1S2
2単位
金曜3限
美学芸術学特殊講義II 芸術と疑似芸術
三浦俊彦
芸術およびその下位ジャンルにおける隠れた前提、暗黙の約束事を、変則事例を手掛かりに明るみに出し、理解困難な文化現象をメタレベルで解釈するためのケーススタディとする。

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A1A2
2単位
水曜3限
美学芸術学特殊講義III 痛みの身体論
伊藤亜紗
「痛み」の経験は、その私秘性(他人にはアクセスできない)および主観性(知覚のように客観的な対象を持たない)ゆえに、美学の分析の対象にはなりにくかった。一方で、障害やケアにかかわる現場では、当事者がかかえる痛みをいかに共有し、癒すかということは、常に大きな問題である。本講義では、痛みをめぐる哲学的・医学的研究の歴史を振り返りつつ、幻肢痛(切断して存在しないはずの脚や腕の痛みを感じること)や難病による痺れなど、多様な痛みを抱える当事者の言説を手がかりにして、痛みの分類と構造解析を試みる。この試みは同時に、身体を概念化・抽象化せず、その現実の多様性に寄り添って分析する作業になるだろう。美学の根幹である「感じること」がもつ可能性を深めてみたい。

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A1A2
2単位
火曜2限
美学芸術学特殊講義IV 新プラトン主義の美学研究ーープロティノス「直知対象としての美」(ペリ・トゥー・ノエートゥー・カッルース)を読むーー
堀江聡
新プラトン主義の一応の出発点プロティノス(AD205-270)円熟期の中期論攷「直知対象としての美」を引き続き精読することにより、新プラトン主義思想そのものに習熟するとともに、超越的美について思索を深めること。第10章からであるが、第1章から第9章までの復習をしてから、先を読み進めるので、今年度から履修しても問題なきよう努めるつもりです。

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A1A2
2単位
火曜4限
美学芸術学特殊講義V バロック・オペラの世界
大愛崇晴
バロック期(17世紀〜18世紀前半)のオペラを概観し、このジャンルの誕生の経緯と初期の動向について学ぶことにより、オペラや西洋音楽史についての理解を深めることができる。

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S2
2単位
集中
美学史講義 西洋古代の美学
津上英輔
西洋の美学思想の源泉となった作品にじかに触れて理解を深めるとともに、後世人による理解を参照することで,西洋の美学史を重層的に見る目を養う.また,資料伝承の問題を重視し,古典の「原典」の分際を見極める.

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A1A2
2単位
水曜4限
美学芸術学演習I 演習(4年生) 論文を書く (1)
渡辺裕
美学芸術学専修課程に在籍する4年生の学生を対象とした、論文の書き方を習得するためのゼミナール。当然のことながら、卒業論文の執筆に向けた取り組みと並行的に展開してゆくことになる。個別的な論文指導の場ではないが、見込みのあるテーマとダメなテーマ、使える文献と使えない文献を見分けるといった、論文執筆のための基本的な事柄を体験的に習得してゆく場となるから、能動的に参加し、与えられた課題や発表の機会を積極的に利用しながら、自己のテーマを定め、問題意識を洗練させてゆく一助としてほしい。

詳細は東京大学授業カタログの当リンク先を参照のこと。
S1S2
2単位
金曜2限
美学芸術学演習II 演習(4年生) 論文を書く (2)
渡辺裕
美学芸術学専修課程に在籍する4年次の学生を対象とした、論文の書き方を習得するためのゼミナール。当然のことながら、卒業論文の執筆に向けた取り組みと並行的に展開してゆくことになる。個別的な論文指導の場ではないが、見込みのあるテーマとダメなテーマ、使える文献と使えない文献を見分けるといった、論文執筆のための基本的な事柄を体験的に習得してゆく場となるから、能動的に参加し、与えられた課題や発表の機会を積極的に利用しながら、自己のテーマを定め、問題意識を洗練させてゆく一助としてほしい。 S1,S2タームで開講している「4年次演習(1)」の内容を引き継ぐ。

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A1A2
2単位
金曜2限
美学芸術学演習III 美学芸術学演習(3年生用)
小田部胤久
「美」をめぐる西洋美学上の基本文献の読解を通して、美学についての基本的な考え方を学ぶ。

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S1S2
2単位
金曜2限
美学芸術学演習IV 『ありふれたものの変容』を読む
三浦俊彦
 卒業論文の執筆の準備として、基本テーマの発見、資料へのアクセス、論証的な文章の構成法、などを学ぶ。

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A1A2
2単位
金曜2限
卒業論文(卒業論文指導を含む)
各教員
詳細は東京大学授業カタログの当リンク先を参照のこと。 A1A2
12単位
集中


<大学院>


聴覚文化論研究(3) 都市と騒音
渡辺裕
聴覚文化研究 (auditory culture)、音響研究 (sound studies) などの名で呼ばれる領域が確立され、音楽という限られた特殊な領域に縛られない音の文化全般に目を向けた研究が今盛んになっている。とりわけ、19世紀後半から20世紀にかけて、様々なテクノロジーやメディアの発達とともに大きく様変わりした都市の音の環境に焦点をあて、そのような音を受けとめる人々の感性のあり方の変化を歴史的に跡づける研究が盛んに行われるようになってきている。今年も昨年度に引き続き、この領域の最近の研究を渉猟することで、ヨーロッパ近代史を感性の変容という面から捉え返す試みを続けることにしたい。

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S1S2
2単位
木曜2限
聴覚文化論研究(4) "The Sound Studies Reader" 講読
渡辺裕
聴覚文化研究 (auditory culture)、音響研究 (sound studies) などの名で呼ばれる領域が確立され、音楽という限られた特殊な領域に縛られない音の文化全般に目を向けた研究が今盛んになっている。とりわけ、19世紀後半から20世紀にかけて、様々なテクノロジーやメディアの発達とともに大きく様変わりした都市の音の環境に焦点をあて、そのような音を受けとめる人々の感性のあり方の変化を歴史的に跡づける研究が盛んに行われるようになってきている。今年も昨年度に引き続き、この領域の最近の研究を渉猟することで、ヨーロッパ近代史を感性の変容という面から捉え返す試みを続けることにしたい(S1S2タームからの継続)。

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A1A2
2単位
木曜2限
カントとシラー(3)
小田部胤久
シラーのいくつかの美学上の論考を、特にカントの美学理論とのかかわりにおいて検討する。

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S1S2
2単位
火曜2限
カントとシラー(4)
小田部胤久
シラーのいくつかの美学上の論考を、特にカントの美学理論とのかかわりにおいて検討する。

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A1A2
2単位
火曜2限
芸術作品の存在論
三浦俊彦
芸術の存在論を扱った論文を読むことにより、芸術の認識論、価値論との視点・発想の違いを確認することを主目標とする。

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S1S2
2単位
水曜5限
芸術と美的体験
三浦俊彦
芸術と非芸術の区別という根本問題を考え、美学と芸術学との論理関係を問い直す手掛かりとする。

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A1A2
2単位
水曜5限
西洋古代の美学
津上英輔
西洋の美学思想の源泉となった作品にじかに触れて理解を深めるとともに、後世人による理解を参照することで,西洋の美学史を重層的に見る目を養う.また,資料伝承の問題を重視し,古典の「原典」の分際を見極める.

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A1A2
2単位
水曜4限
プロティノス「直知対象としての美」(ペリ・トゥー・ノエートゥー・カッルース)Plotinus, Peri tou noetou kallous, chaps.6-13
堀江聡
新プラトン主義の美学研究――プロティノス「直知対象としての美」(ペリ・トゥー・ノエートゥー・カッルース)を読む――
新プラトン主義の一応の出発点プロティノス(AD205-270)円熟期の中期論攷「直知対象としての美」を引き続き精読することにより、新プラトン主義思想そのものに習熟するとともに、超越的美について思索を深めること。第10章からであるが、第1章から第9章までの復習をしてから、先を読み進めるので、今年度から履修しても問題なきよう努めるつもりです。

詳細は東京大学授業カタログの当リンク先を参照のこと。
A1A2
2単位
火曜4限
バロック・オペラの世界
大愛崇晴
バロック期(17世紀〜18世紀前半)のオペラを概観し、このジャンルの誕生の経緯と初期の動向について学ぶことにより、オペラや西洋音楽史についての理解を深めることができる。

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S2
2単位
集中
Colloquium Aestheticum
渡辺裕・小田部胤久・三浦俊彦
全スタッフによる研究発表の場。

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通年
4単位
金曜4限
学術活動課題演習
各教員
指導教員の指導のもとで学術活動を行うことにより、実践的な研究能力を習得することを目標とする。学術活動には、学会・研究会での研究発表やフィールド・学外学術機関等における学術調査等が含まれる。

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通年
1単位
集中
修士論文指導
各教員
それぞれの指導教員による個別的な論文指導。

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通年
2単位
月曜1限
博士論文指導
各教員
それぞれの指導教員による個別的な論文指導。

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通年
2単位
月曜1限