高校生のためのオープンキャンパス2015 文学部企画 8月6日開催

オープンキャンパス2015は終了しました。

東京大学全学で開催される今年度のオープンキャンパスにて、文学部は8月6日に、研究室見学ツアー、模擬講義、学生による発表、教員著書展示、個別相談コーナーの5つの企画で高校生・受験生の皆さんをお待ちしています。

研究室見学ツアー

集合場所:法文2号館1階の学生ホール

  • 見学コースは下記4つのコースです。ツアーは計2回行います(同一のツアーの繰り返しです)。所要時間は移動等含め、60分程度です。
  • 参加者が集まりしだい、15名程度のグループを作って出発します。
  • 事前予約にて参加申込みされた方のみご参加いただけます。参加者はツアー開始の30分前に、法文2号館1階の学生ホールに集合してください。
  • 各グループには文学部学生3名がついて案内役をつとめます。

見学ツアー・タイムテーブル

第1回 11:00~12:00 第2回 13:30~14:30

ツアー1 日本史学研究室 → フランス語フランス文学研究室
ツアー2 フランス語フランス文学研究室 → 日本史学研究室
ツアー3 インド哲学仏教学研究室 → 心理学研究室
ツアー4 心理学研究室 → インド哲学仏教学研究室

見学内容

* インド哲学仏教学研究室

インド哲学仏教学研究室は、その名のとおり、インドの哲学と仏教を中心に研究し、その成果を踏まえて、教育を行っています。インド哲学はヴェーダからウパニシャッド、そして近現代の哲学まで、仏教は幅広く、時代は古代から現代まで、地域は、ほぼアジア全体を網羅します。最近のアジアの発展はめざましいと思いますが、そこに暮らす人々を深く理解するために必要な学びが、実はインド哲学仏教学です。私たちの研究室には、アジアを始め、米国やヨーロッパからも留学生が来ています。研究室ツアーでは、アジア地域に伝わる仏教の「お宝」と、留学生の体験談などが聞ける予定です。


* 日本史学研究室

日本史学研究室は、日本列島およびその周辺の過去の歴史について、さまざまな側面から研究・教育を行っているところです。日本史学の研究の基礎となるのは、古文書や記録、史書など紙に記された文献史料で、史料に記された文章の内容を正確に読み取り、批判的に検討することを通して、新たな歴史の視点・論点を引き出すことをめざしています。今回のツアーでは、研究室で保管している現物の史料を実際に見ていただきながら、こうした史料をどう取り扱い、読み取っていくのかをご紹介したいと考えています。


* フランス語フランス文学研究室

われわれの研究室の略称は「仏文(フツブン)」、太宰治や小林秀雄、大江健三郎など多くの文学者たちを輩出してきた歴史があります。フランス語、フランス文学はかつてヨーロッパ文化全体にわたる影響力をもち、いまなお刺激的な作品を生み出し続けています。古今のテクストを精読し、そこに脈打つ創造的精神の息吹に触れることが私たちの日課です。ツアーでは、辞書室やゼミ室をご覧いただき、また研究室につたわるちょっとした「お宝」もご紹介します。仏文の伝統の一端を感じとっていただければと思っています。


* 心理学研究室

ものが見えるのはどうしてなのでしょうか? 言葉を使ったり、考えたりすることができるのはどうしてなのでしょうか? 誰もが「できてあたりまえ」と思っていることも、実は非常に高度な脳内処理に支えられています。心理学研究室では、このような問題を解明するために、科学的な方法にもとづいた先端的な心理実験を続けています。研究室ツアーでは、様々な実験デモンストレーションを体験してもらいながら、実験心理学の一端を身近に感じてもらいたいと思います。

模擬講義

  • 法文2号館2階の1番大教室(定員200名)で、10:30と12:00から、それぞれ異なった分野を専門とする文学部教員2名が模擬講義(50分)を行います。模擬講義に先立って、文学部長の挨拶があります。
  • 事前予約にて申込みされた方のみご参加いただけます。受付は講義開始の30分前から行い、先着順に入場していただきます。

模擬講義時間割

10:30~11:30

「外国語の習得はなぜ難しいか?」

 林 徹 教授(言語学)

  車の運転や逆上がりに較べて格段に難しい外国語。挫折しそうになったとき思い出してほしい5つのポイント。


講師紹介はこちら

12:00~13:00

「(英文学的)英語リスニング必勝法」

 阿部 公彦 准教授(英語英米文学)

 なぜ私たちは英語リスニングでかくも苦労するのか? その心のメカニズムと対策を考える。


講師紹介はこちら

学生による発表

  14:00 ~ 15:00  「キャンパスの外へ飛び出そう!」 
                                 文学部学生
                                                                          司会:野崎歓教授

 

  • 法文2号館2階の1番大教室(定員200名)で、14:00から、文学部の学生が大学主催の体験活動プログラムに参加した先での経験を発表します。場内からの質問にもお答えします。
  • 受付は開始時間の30分前から行い、先着順に入場いただきます。ただし万一聴講希望者が予想を超えた大人数となった場合には、入場できないこともありますので、あらかじめご了承ください。

教員著書展示

  • 法文2号館1階の三友館で、文学部教員の著書を展示します。
  • 予約は不要、自由に入場いただけます。ただし予想を超える大人数となった場合には、入場をお待ちいただくことがあります。あらかじめご了承ください。

個別相談コーナー

  • 法文2号館1階の三友館で、文学部や大学院人文社会系研究科の現役学生が、皆さんからの質問や学習相談等にお答えします。
  • 予約は不要、自由に入場いただけます。ただし予想を超える大人数となった場合には、入場をお待ちいただくことがあります。あらかじめご了承ください。

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