『現代アラブ・ムスリム世界−地中海とサハラのはざまで』
(世界思想社、2002年1月)
目次序−北アフリカ社会の変容 大塚和夫 1地図 12第1章 イスラーム人生相談所−暮らしの中の法学 小杉 泰 131 カイロ旧市街の中心で 142 ムスリムたちの人生相談 193 ファトワーとは何か 334 ファトワー研究の意義 41第2章 ベドウィン伝統歌謡の継承と変容−エジプト西部砂漠から 赤堀雅幸 471 民族知識の保持と喪失と変容と 482 ひとりの歌とみんなの歌 503 歌は世につれ、世は歌につれ 624 ベドウィン伝統歌謡から民俗知識論へ 73第3章 ジェンダー空間の変容−世俗化とイスラーム復興の混成現象として 大塚和夫 811 男女空間の分離というイメージと現実 822 女性の街頭への進出 863 「ヴェール」の変容 954 イスラーム復興/世俗化論議の再考 110第4章 チュニジア農村部女性の内職にみる民俗知識と技法
−現金収入獲得へのストラテジー 鷹木恵子 1171 チュニジアにおける女性の社会進出と周辺化 1182 女性の経済的自立への従来の道 1253 家庭内の手仕事から内職へ 1324 現金収入獲得へのストラテジーと民俗知識・技法 155第5章 モロッコ辺境地域の農民・遊牧民・宗教者
−ドラア川流域における紛争と調停のメカニズム 坂井信三 1671 ドラア川流域の歴史と社会 1682 オアシス農民と遊牧部族 1803 ザーウィヤの社会的機能 1884 現代の状況−観光化への対応 200第6章 村の知識センターを再建しよう−モロッコにおける伝統教育再生への軌跡 堀内正樹 2051 土着的なイスラーム復興運動 2062 モロッコの伝統教育システム 2103 スースィーとその時代 2184 スース地方の伝統教育の変遷 2275 運動の行く末 238文献リスト