1998年1月のスケジュール

1998年1月

1

THU

元旦                     

2

FRI

 

3

SAT

       

4

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5

MON

 

6

TUE

 

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WED

 

8

THU

                     

9

FRI

       

10

SAT

第2回「イラン概念研究会」(於:上智大)
第4班研究会 Ayse Sema KUBAT教授を迎えて(於:東大工学部)

11

SUN

       

12

MON

       

13

TUE

  

14

WED

 

15

THU

成人の日   

16

FRI

       

17

SAT

(センター試験)       

18

SUN

(センター試験)       

19

MON

       

20

TUE

国際シンポジウム「中東研究のなかのイスラーム: ムスリムとマイノリティ」(於:国立民族学博物館)  

21

WED

国際シンポジウム「中東研究のなかのイスラーム: ムスリムとマイノリティ」(於:国立民族学博物館)  

22

THU

国際シンポジウム「中東研究のなかのイスラーム: ムスリムとマイノリティ」(於:国立民族学博物館)         

23

FRI

第6班 資料調査報告会(於:東洋文庫講演室)
3-aグループ共催 中央アジアに関する研究会 (於:東京外国語大AA研)

24

SAT

第2班(abcグループ)合同研究会(於 名古屋)東南アジアイスラーム研究の現在
第5班bグループ 「南アジアのムスリムの歴史」研究会(於:東京大学東洋文化研究所)
イスラム国家論研究会(於:明治大学)

25

SUN

第3班 Mark R. Cohen教授セミナー(於:一橋大学)      

26

MON

ムハンマド・アフィーフィー氏セミナー(於:九州大)      

27

TUE

           

28

WED

 

29

THU

 

30

FRI

workshop:移民とナショナル・アイデンティティー(於:東大東文研)
5-a聖者信仰研究会・2-cスーフィズム研究動向研究会合同研究会(於:関西大学セミナーハウス)  

31

SAT

1班Bグループ 第3回研究会(於:本郷学士会館)
5-a聖者信仰研究会・2-cスーフィズム研究動向研究会合同研究会(於:関西大学セミナーハウス)   

 

 

 

1月10日
第2回「イラン概念研究会」

日時;1998年1月10日(土)午後2時より
場所;上智大学四ッ谷キャンパス
発表者;山岸智子氏、近藤信彰氏
参加ご希望の方は、小牧宛メール(s-komaki@hoffman.cc.sophia.ac.jp)で登録して下さい。詳細について、改めてメールでお知らせいたします。

 

1月24日
第2班(abcグループ)合同研究会「東南アジアイスラーム研究の現在」

東南アジアには全世界のムスリム人口の2割を超えるムスリムが居住しています。また、日本人にとってムスリムとの交流は、歴史的には東南アジアや中国から始まり、また、現在でも実際に接触するムスリムはこの地域のムスリムが多いと考えられます。しかるに、東南アジア地域のイスラーム問題は、日本ではいまだにその重要性にふさわしい関心を集めていません。この研究会では、東南アジア地域のイスラームに関する研究はどのように蓄積されてきたのか、その流れを追うと同時に、現在どのような問題が課題とされているのかを検討します。報告では、この地域のイスラーム研究に必要な基本的な情報を提供できるようにしたいと思います。報告は便宜上各国別に行います。

日時: 1998年1月24日(土)13時−17時
場所: 愛知学泉大学(愛知県豊田市)管理棟2階大会議室
趣旨説明  :小林寧子 (愛知学泉大学)
マレーシア :中澤正樹 (九州産業大学)
フィリピン :川島 緑 (上智大学)
インドネシア:小林寧子
討論    :村井吉敬 (上智大学)
       清水 学 (宇都宮大学)

出欠のお返事を事務局<h-ono@hoffman.cc.sophia.ac.jp>までご連絡ください。なお、内容や会場についてのお問い合わせは、小林先生までお願いします。

連絡先:小林寧子(E-mail kobayasi@gakusen.ac.jp)
0565-35-1313(内線362) 
FAX 0565-35-1677(勤務先:愛知学泉大学)
052-892-1194(自宅、FAX 兼用)

研究会終了後、17時から18時まで第2班の合同会議を行います。
翌日1月25日の午前9時から12時まではグループ別の会議を行いますが、これについては各グループ長にお問い合わせください。

JR名古屋駅から愛知学泉大学までの交通

  1. 新幹線の改札を出て、駅の桜通口側にある地下鉄東山線をさがしてください。
  2. 切符は名鉄線の三好ケ丘まで購入してください。670円です。(または、地下鉄切符290円を購入して降りるときに精算することもできます)
  3. 地下鉄東山線の「藤ケ丘行」に乗り、次の駅伏見で降りてください。
  4. 伏見駅で地下鉄鶴舞線に乗り換えます。八事・赤池・豊田市方面のホームに出て、「豊田市行」に乗ってください。「豊田市行」は、毎時2分、14分、32分、44分に来ます。これで三好ケ丘駅まで来てください。伏見駅からの所要時間は35分です。
  5. 三好ケ丘駅に着いたら、地上に降りてください。駅前左側に愛知学泉大学行のスクールバスの停留所があります。この時間帯のバスは12時18分と12時  48分に三好ケ丘駅を出ます。そのあとは14時3分です。大学までの所要時間は6、7分です。
  6. スクールバス以外ではタクシーしかありません。タクシー料金は駅から愛知学泉大学までは1270円です。また、駅前にタクシーがいない場合は電話をして来てもらわなければなりません。
    名鉄タクシー  tel  0565-32-1541
    つばめタクシー tel  05613-2-0123
  7. スクールバスを降りたら、すぐ階段をあがってください。あがりきったところで、前方右手に見える2階建てが管理棟です。タクシーで到着の場合は、管理  棟玄関までつけてもらってください。
  8. 新幹線を降りてから伏見駅で鶴舞線に乗るまでは約15分をみておいてください。名古屋駅から愛知学泉大学までの所要時間は約1時間です。

*大学の食堂ではこの日は営業していません。周辺にも売店、食堂はありません。三好ケ丘駅前にカリヨンという喫茶店があり、そこで食事ができます。おいしくもまずくもありません。

*到着してから食事をしたいという方には軽食を実費で用意しますので、事前にお知らせください。

*名古屋市内にはホテルは多くあります。ご自分で手配なさってください。参考までに数件あげておきます。

KKR名古屋三の丸(国家公務員等共済組合連合会)tel 052-201-3326
名古屋ガーデンパレス(私学共済直営)tel 052-957-1022
ホテルチヨダ tel 052-221-6711
ホテルキヨシ名古屋第2 tel 052-321-8188
ホテルキヨシ名古屋 tel 052-321-5663

 

1月24日
第5班bグループ(「歴史のなかのイスラーム」)研究会

新プロ5−b班(「歴史のなかのイスラーム」)研究会を、南アジアのムスリムの歴史をテーマにして、下記の要領で開きます。この研究会は新プロのメンバー以外の方々にも広く開放されています。たくさんの方々の参加をお待ちします。参加を希望される方は5班事務局までご連絡下さい。

 

1月31日
1班Bグループ 第3回研究会

 

1月10日
4班小域グループ研究会(代表 浅見泰司)

Abstract:

A study is presented of the morphologiocal characteristics of nine Anatolian fortified towns, Antalya, Ankara, Bursa, Erzurumu, Diyarbakir, Iznik, Nigde, Trabzon, and Urfa. The aim of the study is to analyze the comparative morphology of these towns in the light of space syntax, which is a method used to give quantitative descriptions of built space. The fortified towns of Anatolia all share the same deep structure despite differences in size, location, and topography. The most integrated lines constitute the core of the towns and these are the streets of the urban system most used by people and of the segregated areas which are primarily residential. Because integration is low, weak mean intelligibility values are typical characteristics of these towns.

Remarks:

The main gate of the building may be closed because the day is on Saturday. To contact with people in the meeting room, dial 6258 by the phone located outside of the front door of the building. If not reachable, try 6226 (Asami's office). We will come down to the front door to open. To prevent such an inconvenience, however, I would like to know names of attenders of themeeting, so that I can find someone at the door to let all the attenders in.

Please send beforehand an e-mail to asami@okabe.t.u-tokyo, if you will jointhe meeting.

 

1月23日
6班「イスラーム関係史料の収集」の資料調査報告会

 

1月20日−23日
文部省国際シンポジウム「中東研究のなかのイスラーム:ムスリムとマイノリティ」(主催:国立民族学博物館地域研究企画交流センター)

Islam in the Middle Eastern Studies: Muslims and Minorities

趣 旨(実行委員長 加藤 博)

地域研究は地域の直面する現代的な課題を、地域の有する特質のなかで、学際的に明らかにすることを任務とする。具体的には、歴史学に典型的にみられる、地域の特質をその具体相のなかで理解しようとするアプローチと、政治経済学に典型的にみられる、地域の特質をその一般化を通して分析しようとするアプローチとの融合によって、古くかつ新しい問題を総合的に捕捉することを指向する。

本シンポジウムは、こうした地域研究の原点に立って、海外の研究者と日本の研究者との間での、そして歴史研究者と社会科学者との間での自由で刺激的な討論を促す目的から企画された。その研究対象地域は中東である。この点、中東から遠く離れ、まったく異なる歴史と文化をもち、西洋でも東洋でもない日本においてこのような企画がもたれることだけを取り上げても、なにがしかの意義を有するであろう。

さて、中東地域は、米ソ冷戦終焉後、民族、宗教紛争がますます先鋭化し、混迷する世界の現状にあって、その焦点として関心を集めてきた。現在でも、エルサレム問題に象徴されるように、多くの政治、社会問題が民族、宗教紛争として噴出し、中東は経済の発展と政治の民主化にとって最低限必要とされる社会の安定した秩序をつくれないでいる。

しかし、過去を振り返ってみるに、中東が常に紛争の場であったわけではない。いや、逆に、過去の中東はイスラームという宗教が支配的ななかで、多くの宗教・宗派、民族が共存していた世界であったとこれまで指摘されてきた。本シンポジウムはこの過去、現在の中東における多宗教・宗派、民族集団の共存の問題を、マジョリティとマイノリティとの関係に焦点をあわせて論じようとする。

もっとも、われわれはマイノリティという語をくれぐれも慎重に使わねばならないとよく自覚している。マイノリティという語は、どのように定義して使おうとも、現代政治状況のなかでは、政治的意味を帯びざるをえないからである。従って、本シンポジウムでは、マイノリティという語を批判的に、マジョリティを相対化する意図をもって使用したい。具体的には、マジョリティとマイノリティとの間の対立よりは共存に、紛争の原因追求よりは紛争の社会経済状況に注目して議論を展開していきたい。これまで、あまりに両者の対立に、そして紛争の現象的な叙述に重きが置かれすぎたと考えるからである。

本シンポジウムは、以上のような問題関心に基づいて設定された二つのセッションから構成されている。それぞれのセッションのテーマ設定は次の通りである。

第一は、「歴史のなかのムスリムとマイノリティ」と題し、中東におけるマジョリティとマイノリティとの諸関係を、歴史学の視点から実証的に明らかにすることを目的としたセッションである。時代としては、主として前近代を扱う。というのも、先に指摘したように、前近代には、歴史的事実として、マジョリティのムスリムとマイノリティ集団との間に共存関係が存在したが、この前近代の共存関係の諸相を明らかにすることは、われわれの生きる現代でのマジョリティとマイノリティとの関係についての考察においても有益な視点を与えるものと考えるからである。

第二は、「状況のなかのエスニック集団」と題し、現代中東におけるマジョリティとマイノリティとの間の緊張関係を、両者が置かれている政治経済的状況、社会心理的状況の社会科学的な分析のなかで明らかにすることを目的としたセッションである。ここでは、マジョリティをムスリムと特定することを避け、マイノリティ問題をエスニック集団間の問題と捉えた。マジョリティとマイノリティの定義において、それをもっぱら宗教、宗派の次元でなすことができず、両者の対立が宗教・宗派紛争としてだけではなく、民族紛争としても展開したことこそが、前近代とは異なる、近現代中東のマイノリティ問題の特徴だからである。

その際、先に指摘したごとく、論点の中心をエスニック集団間の対立の諸相にではなく、その社会経済的、政治経済的状況に置き、また彼らの対立を事件、現象のレベルではなく、その集団心理、社会心理のレベルにまで掘り下げて論じてみたい。本シンポジウムの目的は、いたずらにエスニック集団間の対立を強調することではなく、あくまでも中東におけるエスニック集団間の共存への道を探ることにあるからである。

参加予定者
(海外)

(国内)

日 程
1月20日(火)

10:00-11:00  登録
11:00-11:30  開会式  石毛直道館長挨拶   司会 松原正毅
11:30-12:00  基調講演 佐藤次高(東京大学) 司会 臼杵 陽
「中東研究におけるイスラーム:ムスリムとマイノリティ」

*セッション1 歴史のなかのムスリムとマイノリティ(議長 三浦徹・お茶の水女子大学)

13:00-13:40  マーク・コーエン(プリンストン大学)
        「中世イスラーム世界におけるユダヤ教徒マイノリティ」
13:40-14:20  大稔哲也(九州大学)
        「参詣書と死者の街からみたムスリムとコプト」
14:20-15:00 ムハンマド・アフィ−フィ−(カイロ大学)
        「オスマン期エジプトにおけるコプト:その過去と現在の論争」
15:20-16:00  太田敬子(北海道大学)
 「シリア・キリスト教徒共同体と初期イスラーム時代の社会変動」
16:00-16:40  ムハンマド・ベン・アブ−ド(アブドゥルマリク・アッサーディー大学)
        「アル・アンダルスにおけるエスニック集団の問題」
16:40-17:20 アブドゥルカリーム・ラーフェク(ダマスクス大学)
「オスマン期シリアの共存と統合」

1月21日(水)

*セッション1 コメント・討論(議長 湯川 武・慶應義塾大学)                   

9:30-10:00  コメンテ−タ− 松田俊道(中央大学)
10:00-10:30  コメンテ−タ− 宮武志郎(普連土学園)
10:30-11:00  コメンテ−タ− 宇野昌樹(横浜市立大学)
11:20-13:00  総合討論
 

*セッション2 状況のなかのエスニック集団(議長 宮治 一雄・恵泉女学園大学)

14:30-15:10  カトリ−ヌ・ミラ−(CEDEJ)
        「中東における言語政策および言語問題」
15:10-15:50  西尾哲夫(国立民族学博物館)
        「アラビア語ベドウィン方言は威信的か」
16:10-16:50  サミー・スムーハ(ハイファ大学)
        「イスラエルにおけるユダヤ人エスニシティ」
16:50-17:20  臼杵 陽(国立民族学博物館地域研究企画交流センター)
        「伝統の終焉:アラブ世界からイスラエルへのユダヤ人移民」

1月22日(木)

*セッション2 状況のなかのエスニック集団(議長 永田雄三・明治大学)

9:00-9:40  セリム・イルキン(イスラーム諸国統計経済社会研修センター)
        「オスマン朝のユダヤ教徒」
9:40-10:20  長場 紘(アジア経済研究所)
        「トルコにおけるクルド人問題」
10:40-11:20  マスウード・ダーヘル(レバノン大学)
        「現代レバノンにおけるムスリムと宗派マイノリティ」
11:20-12:00  栗田 禎子(千葉大学)
        「近代スーダンにおける奴隷制とその国民統合への影響」

*セッション2 コメント・討論(議長 立山良司・防衛大学校)

13:30-14:00  コメンテ−タ− 高階美行(大阪外国語大学)
14:00-14:30  コメンテ−タ− 池田明史(東洋英和女学院大学)
14:30-15:00  コメンテーター 間  寧(アジア経済研究所)
15:00-16:30 総合討論
16:30-16:40 閉会の辞 加藤博(一橋大学)

 

1月30−31日
5-a聖者信仰研究会・2-cスーフィズム研究動向研究会合同研究会

5-a聖者信仰研究会・2-cスーフィズム研究動向研究会合同研究合宿について両研究会では、次のように合同研究合宿を開く予定です。くわしい情報をご希望の方は、東長靖までご連絡下さい。折り返しメールにてご送付申し上げます。

 

1月25日
第3班主催 Mark R. Cohen教授セミナー(共催:一橋大学地中海研究会)

 

1月23日
3-aグループ共催 中央アジアに関する研究会

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・共同研究プロジェクト「中央アジアにおける「民族」の創出に関する総合的研究」と「イスラーム地域研究」3-aグループの共催にて、研究会を以下の要領で開催致しますのでお知らせ申し上げます。地域は中央アジアを主としておりますが、他地域専攻の方もご参加いただければと思います。会場の都合等がございますので、参加ご希望の方はできれば19日までに、e-mail: shinmen@aa.tufs.ac.jpまでお知らせたまわれば幸いに存じます。

1.宇山智彦「カザフ「民族」形成の諸段階:問題点の整理と試論」
2.小松久男「トルキスタン人とサルト人:近代中央アジアの民族名論争」

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