「インドネシア民主化に関する研究会」第3回
(上智大学アジア文化研究所インドネシア研究会と合同)
[日時]11月12日(木)19:00〜21:00
[場所]上智大学(四谷)7号館11階第2会議室
[報告者]Didi Kwartanada
[タイトル]日本軍政下の華人同化政策
[その他]インドネシア語(通訳付き)

 1998年5月のスハルト退陣時、ジャカルタの華人が襲われるという悲劇が起きた。これまでにも、インドネシアの経済を牛耳っていると思われている華人は、暴動が起きると標的になることが多かった。自身が華人系インドネシア人であるディディ・クワルタナダ氏(早稲田大学助手)は、とくに日本軍政下における華人政策について、以下の3点を中心に話された。

(1)当時の政治的変化に華人が適応していくプロセスがいかなるものか。
(2)占領下で華人系に対して日本がとった政策がどのようなものであったか。
(3)華人系に対する日本ファシズムの影響(とりわけ革命に対する華人系の姿勢)

 さらに、最近の華人を取り巻く環境について、華人政党結成の動きや、華人の民主化への姿勢などについても述べられた。